現地の8月17日、「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~19日/ハードコート)の大会6日目。男子シングルス準々決勝で第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が今大会ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場のスタン…

現地の8月17日、「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~19日/ハードコート)の大会6日目。男子シングルス準々決勝で第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が今大会ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場のスタン・ワウリンカ(スイス)と対戦。フェデラーが6(2)-7、7-6(6)、6-2のフルセットで同胞対決を制し、準決勝進出を決めた。試合時間は2時間16分。

勝利したフェデラーは準決勝で、第11シードのダビド・ゴファン(ベルギー)と対戦することが決まっている。

第2セットを7-6(6)のタイブレークで取り返したフェデラー。勝負の最終第3セットは、雷が鳴るなかフェデラーのサービスで始まった。しかし第1ゲーム30-0の時点で、危険なため主審が試合を中断。

約22分間中断した後、現地時間23時半頃に試合は再開。コートに戻ってきたフェデラーはすでに疲れからか、若干表情が冴えないようにも見えた。しかし観衆はそんなフェデラーを元気づけるかのように、フェデラーのポイントに大きな声援を送っていた。

フェデラーの2-1で迎えたリターンゲーム、フェデラーにこのセット最初のブレークポイントが。しかし次のラリーでワウリンカの鋭いバックハンドを浴び、このゲームはブレークならず。

それでもフェデラー3-2の第6ゲーム、今度は15-40と2本のブレークチャンスを握った。ここで遂にフェデラーがこの試合初のブレークに成功すると、ワウリンカは悔しさからラケットをネットに投げつけてしまった。

自身のサービスゲームでは終始まったく隙のなかったフェデラー、5-2で迎えたリターンゲームも追い打ちのブレークで試合をものにした。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 シンシナティ」準々決勝でのフェデラー

(Photo by Rob Carr/Getty Images)