「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~19日/ハードコート)の大会6日目、男子シングルス準々決勝で第10シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦。第1セットは7-5でジョコ…

「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~19日/ハードコート)の大会6日目、男子シングルス準々決勝で第10シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦。第1セットは7-5でジョコビッチが先取した。

両者は過去に8回対戦しており、ジョコビッチが8勝0敗と全勝中。しかし、最後に対戦したのが2016年の「Nitto ATPファイナルズ」で、今回はジョコビッチの復帰後初の対戦となる。ジョコビッチは雨で本日に順延となっていたグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)との3回戦第3セットを行った後の本日2試合目で、そのあたりも影響があるか注目される。

第1セットはジョコビッチのサービスゲームからスタート。第1ゲームをキープしたジョコビッチは、第2ゲームでブレークポイントを握った。しかしここはラオニッチに粘られ、9度のデュースの末に合計5本のブレークポイントをしのがれ、ブレークすることができなかった。

長い長い第2ゲームの後は両者ラブゲームでキープ。その後もお互いにキープし、ゲームカウント3-3とした。

そして第7ゲームでラオニッチに15-40と2本のブレークポイントを握られたジョコビッチは、デュースに持ち込むもブレークを喫してしまう。このピンチをしのぎきることのできなかったジョコビッチが、ラケットを何度もコートに叩きつけて壊してしまう場面も見られた。

続く第8ゲームをラブゲームでキープされてチャンスを作れなかったジョコビッチだが、上手く気持ちを切り替えて第9ゲームをキープした。

そしてゲームカウント4-5で迎えた第10ゲームがラオニッチのサービング・フォー・ザ・セットとなった。ジョコビッチはこの土壇場で15-40と2本のブレークポイントを握ると、ラオニッチのダブルフォルトによってブレークバックに成功する。

続く第11ゲームをキープしたジョコビッチは、第12ゲームで15-40とセットポイントを握った。1本はしのがれたが、最後はラオニッチの7本目となるダブルフォルトによってジョコビッチがブレークして7-5で第1セットを先取した。

試合は先に2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 シンシナティ」3回戦でのジョコビッチ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)