「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~19日/ハードコート)の大会4日目、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)はロビン・ハッサ(オランダ)に7-5、4-6、5-7の接戦で敗れ2回戦敗退となった。試合時…

「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~19日/ハードコート)の大会4日目、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)はロビン・ハッサ(オランダ)に7-5、4-6、5-7の接戦で敗れ2回戦敗退となった。試合時間は2時間24分だった。

ズベレフは現在21歳で、すでに4位で若手の中でも将来のナンバーワン候補の一人だと目されている。対するハッサは長身から繰り出すビッグサービスと、思いきりのいいグラウンドストロークを有効に使う55位だ。

ランキングが上のズベレフだったが、第1セットの最初のゲームでブレークを喫して、リードを許す形でスタートを切った。第2ゲームでは逆にハッサのサービスをブレークしてイーブンとしたが、ズベレフは第4ゲームでブレーク後第7ゲームでブレークバックされてしまった。

第1セットの行方を決めたのは、タイブレーク直前の第12ゲームだった。ズベレフは、ハッサのアウトミスなどでとんとん拍子に得点を重ねると3ブレークポイントのチャンスに。続くポイントでもハッサにアウトミスが出て、ズベレフが1セットを奪取して先行した。

1セットリードしたズベレフはしかし第2セットでは劣勢で展開。3ブレークポイントを掴まれると、ズベレフは続くポイントでネットにつこうとしたところで横を抜き去られるウィナーを許し、追いかける形となった。

さらに第3ゲームでもブレークされると、ズベレフは第6ゲームでブレークバックをしたものの、追いつくことはできずにそのまま第2セットを4-6で失った。

勝敗を分ける第3セットでもズベレフは苦しい立場に置かれてスタート。第1ゲームでブレークを喫して再び相手にリードされると第8ゲームで追いついたものの、第11ゲームの終盤へ。ズベレフはそこでブレークポイントを握られると、痛恨のダブルフォルト。ハッサのサービング・フォー・ザ・マッチに入った。

結局、ズベレフは粘りを見せようとしたもののハッサのサービスをブレークできずに、ゲームセット。2回戦で敗退した。

番狂わせで勝利したハッサは3回戦で第13シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はハッサ(左)との対戦後のズベレフ(右)

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)