今シーズン最後のグランドスラムとなる「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)。同大会で優勝経験のあるスタン・ワウリンカ(スイス)、スベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)や、元世界1位ビクトリア・アザレンカ…

今シーズン最後のグランドスラムとなる「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)。同大会で優勝経験のあるスタン・ワウリンカ(スイス)、スベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)や、元世界1位ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)らにワイルドカード(主催者推薦枠)が与えられたと大会公式サイトが発表した。

ワウリンカは現在世界ランキング151位。2014年に自己最高となる世界ランキング3位を記録し、2016年の「全米オープン」では優勝を果たした。しかし、2017年以来膝の故障でツアーを度々離脱し、復帰後の動向にも注目が集まっているところ。

ワウリンカは今月の「ATP1000 トロント」1回戦で、当時17位のニック・キリオス(オーストラリア)に勝利。3回戦では王者ラファエル・ナダル(スペイン)に敗れはしたものの、世界1位を相手に熱戦を繰り広げ、復調の兆しを見せた。

現在世界ランキング88位のクズネツォワは、2004年「全米オープン」優勝者。2017年末に左手首の手術を受け、2018年3月にツアー復帰。7月30日から行われた「シティ・オープン」では優勝し、今シーズン初のタイトルを獲得した。

元世界1位のアザレンカは現在世界ランキング87位。「全米オープン」では2012年と2013年に準優勝、2017年は離婚した元夫と息子の養育権をめぐる争いで出場を断念していた。

2018年「全米オープン」ではこのほか、男子ではブラッドリー・クラン(アメリカ)、コランタン・ムーテ(フランス)、女子ではアマンダ・アニシモワ(アメリカ)、クレア・リュー(アメリカ)らがワイルドカードで出場を予定している。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 トロント」の時のワウリンカ

(Photograph by Julian Avram/Icon Sportswire via Getty Images)