三重県の霞ヶ浦テニスコート、四日市ドーム、三滝テニスコートの3会場を舞台に「東海インターハイ」の男女テニス競技が開幕した。大会初日となる8月2日(木)は、ダブルス1+シングルス2の計3試合で競う団体戦の1・2回戦が実施された。男子は春の選抜…

三重県の霞ヶ浦テニスコート、四日市ドーム、三滝テニスコートの3会場を舞台に「東海インターハイ」の男女テニス競技が開幕した。大会初日となる8月2日(木)は、ダブルス1+シングルス2の計3試合で競う団体戦の1・2回戦が実施された。

男子は春の選抜を制している地元の四日市工(三重)や昨年の覇者である相生学院(兵庫)をはじめ、湘南工大附(神奈川)や名古屋(愛知)といったシード勢が順当に勝ち進んでベスト16入りを果たした。そんななかで存在感を放ったのが、初出場の日出(東京)だった。2年前の全国中学生大会で優勝している齋藤惠佑②と長身のキャプテン清水健二朗③の両シングルスを軸に戦い、初戦は長崎の強豪・海星を、2回戦では昨年ベスト4の岡山理大附に競り勝った。とりわけ単複1勝1敗で迎えた岡山理大附とのS2では、灼熱のコート上で日出の清水と岡山の合田渚が8ゲームマッチにも関わらず、1時間35分に及ぶデッドヒートを展開。「大会では最後に(勝敗が)自分に懸かってくると腹をくくっていたから、最後まで集中できた」と語る清水は、常に相手にリードを許す展開のなかで粘り強く戦い勝利を手にした。

日出以外にも広島学院(広島)、誠英(山口)、マリスト(熊本)の3校が初出場し、誠英は鳳凰(鹿児島)に敗れるも、広島学院は秋田を下してインターハイ初勝利。2年生中心で戦ったマリストは東奥義塾(青森)を破って悲願の全国1勝。続く2回戦では第1シードの四日市工に敗れたものの、「全国で結果を出せたことは自信になるし、高校トップレベルの学校(四日市工)が、自分たちとどんな部分で違うのかも良く分かりました。来年もあるので、今回の経験を次につなげたいです」とマリストのキャプテン宮本汰一②は、さらなる飛躍を誓った。

大会2日目となる8月3日(金)は、霞ヶ浦テニスコートと四日市ドームにて9時から、団体戦の3回戦、準々決勝が行なわれる。(©スマッシュ)

※写真は大会の様子

(©スマッシュ)