ナイキ(NIKE)は11日、「NIKE ZOOM PEGASUS TURBO/ナイキ ズーム ペガサス ターボ」のグローバルローンチ発表会を開催。この日の発表会には、特別ゲストとして長距離ランナーの大迫傑選手と設楽悠太選手が登壇しました。…

 ナイキ(NIKE)は11日、「NIKE ZOOM PEGASUS TURBO/ナイキ ズーム ペガサス ターボ」のグローバルローンチ発表会を開催。この日の発表会には、特別ゲストとして長距離ランナーの大迫傑選手と設楽悠太選手が登壇しました。国内外のマラソン大会で素晴らしい成績をおさめている2人に興味深い話題をふるのは、モデレーターを務める男子陸上選手(短距離)の高平慎士さん。 

NIKEが厚底ランニングシューズ「ナイキ ズーム ペガサス ターボ」発表。8/2発売、税込1万9440円

底が薄いシューズで走るのが当たり前だと思っていた

▲発表された「ナイキ ズーム ペガサス ターボ」。同商品は、現在のマラソン界を席巻しているナイキ ズームシリーズをベースに、アスリートからの要望を取り込んでアップグレードした新しいスタイルのランニングシューズ。発売日は8月2日、価格は税込19,440円。

 大学駅伝やトラック競技で活躍した後、マラソンに転向した大迫傑選手。その違いについて聞かれると「マラソンでは、練習で走った距離がそのままレースの結果に反映されると感じています。ゴールした後の達成感もトラック競技とは大きく違う。マラソンの魅力の1つですね」とコメントしました。自身はナイキ・オレゴン・プロジェクトのメンバー。普段からナイキの新製品の試し履き、意見の交換などを行っているそうです。

▲3,000mと5,000mの日本記録保持者である大迫傑選手。2017年のボストンマラソンでは3位に入賞、日本人としては30年ぶりとなる表彰台に

 一方で、大学駅伝での活躍を経てマラソンに転向した設楽悠太選手は「マラソンでは競技時間が2時間を超えます。走っていると、苦しいを通り越して本当に気持ちが良くなりますね」と笑顔に。

▲2018年の東京マラソンでは2時間6分11秒を出し、日本新記録を更新した設楽悠太選手

 新製品のナイキ ズーム ペガサス ターボに見られるように、厚底のランニングシューズに人気が集まっている現状について聞かれると、設楽選手は「レースは底が薄いシューズで走るのが当たり前だと思っていました。こんな時代が来るとは思っていなかった」と素直な感想を口にした後、「新製品は軽さとクッション性があるので、練習にも取り入れていきたいです」と続けました。

 また、大迫選手は「これまで、練習内容によってシューズを変えてきました。ナイキ ズーム ペガサス ターボは、身体を温めるジョギング走とスピード練習の中間にあたる”速い距離走”の練習にぴったりだと思う。トレーニングの幅が広がります」と、今後の練習内容に絡めて説明していました。

▲女子マラソンのトップランナーであるシャレーン・フラナガン選手(アメリカ)も登場

<Text & Photo:近藤謙太郎/Photo:オフィシャル>