7月2日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)元世界3位スタン・ワウリンカ(スイス)が、第6シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に1-6、7-6(3)、7-6(5)、6-4で逆転勝ち。シードを倒しての…

7月2日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)元世界3位スタン・ワウリンカ(スイス)が、第6シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に1-6、7-6(3)、7-6(5)、6-4で逆転勝ち。シードを倒しての1回戦突破となった。試合時間は2時間50分。

ワウリンカは世界最高峰の片手バックハンドの持ち主。グランドスラムでは「ウィンブルドン」を除き制覇していて、2014年には自己最高の世界ランキング3位を記録した選手。

第1セットはディミトロフのサービスから始まった。ワウリンカは粘るもディミトロフに5ゲーム連取されてしまう。ワウリンカは第6ゲームをようやくキープするも、1-5で迎えた第7ゲームをディミトロフに取られ第1セットは落とした。

ところが、第2セットに入ると徐々に流れは変わった。お互いキープが続いた後、第6ゲームでワウリンカが先にブレークに成功するも、直後にブレークバックを許す。その後両者譲らずタイブレークに突入すると、ワウリンカが粘り強いプレーで第2セットを奪い返した。第3セットではまたもタイブレークに突入し、ここを勢いに乗ったワウリンカが奪いセットカウント2-1とした。

勝負の第4セット。序盤からお互いキープが続く落ち着いた展開に。しかし、5-4で迎えたディミトロフのサービスゲーム。ワウリンカがここ一番でブレークに成功し勝利、2回戦進出を決めた。

試合後にワウリンカは「センターコートで、ああいった試合に勝てて最高の気分だ」と喜びを表した。「去年はシーズン最後の試合をここでプレーしたから、戻ってきて勝つのが難しいグリゴールを倒せて最高だ。常に目標は戦うことだが、第1セットを6-1で取られた後で、あんなにうまく戦えたことは大きな驚きだ」と話した。

続けて「緊張するのはわかっていたが、とてもハードな練習をしてきたし、雰囲気がすごかった。次の試合に向けて、できることを全てするつもりだ。疲れが出るだろうが、勝てばいつもそれだけ楽になる」と話していた。

勝利したワウリンカは、トーマス・ファビアーノ(イタリア)と2回戦で対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はディミトロフに勝利したワウリンカ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)