ラグビーワールドカップ2019日本大会の切符をかけたアフリカ最終予選は、前評判通り、6大会連続出場を目指す世界ランキング23位のナミビア代表が首位を独走し、対抗馬と見られている同28位のケニア代表も連勝して、2強のレースとなりつつある。 …

 ラグビーワールドカップ2019日本大会の切符をかけたアフリカ最終予選は、前評判通り、6大会連続出場を目指す世界ランキング23位のナミビア代表が首位を独走し、対抗馬と見られている同28位のケニア代表も連勝して、2強のレースとなりつつある。

 地元ウィントフックでの開幕2連戦で好スタートを切り、先週末はチュニジア代表を118-0と圧倒していたナミビア代表は、6月30日に敵地カサブランカでモロッコ代表に63-7で快勝。3試合連続トライ量産で着実にボーナスポイントも獲得し、総勝点を15に伸ばした。

 一方、第2節から登場したケニア代表は、適地でモロッコ代表に競り勝ったあと、6月30日には地元ナイロビで、元南アフリカ代表ヘッドコーチのピーター・デヴィリアーズが指揮を執るジンバブエ代表と対戦。激しい点の取り合いとなり、終盤に逆転して45-36で2連勝となった。

 最大21点差をつけてリードしたケニアだが、1991年大会以来3回目の出場を目指すジンバブエはハーフタイム前に点差を詰め、後半に3連続トライを挙げてゲームをひっくり返した。
 しかし、ホームで負けられないケニアは3点を追う後半37分、ゴール前のラインアウトからモールで前進し、FLが抜けてインゴールに突っ込み、38-36と逆転。そして、両チームのファンの興奮が最高潮に達した試合終了間際、ケニアはFWの連続突進でゴールに迫ると、パワープレーでトライを取り切り、勝利を手にした。

 アフリカ最終予選は8月18日まで続き、ナミビア代表とケニア代表は最終日に激突する。