WTA(女子テニス協会)は6月18日、芝シーズン1週目の大会を終えたランキングを公表した。トップ層の順位に大きな変化はなかった一方で、アレクサンドラ・クルニッチ(セルビア)の優勝など上位進出の結果を得た選手が、それぞれランキングを上昇させた…

WTA(女子テニス協会)は6月18日、芝シーズン1週目の大会を終えたランキングを公表した。トップ層の順位に大きな変化はなかった一方で、アレクサンドラ・クルニッチ(セルビア)の優勝など上位進出の結果を得た選手が、それぞれランキングを上昇させた。

今回は先週行われた「ノッティンガム・オープン」と「リベマ・オープン」の2大会の結果を受けた順位表に更新されたものの、トップ10に変動はなく、ランキングに与えた影響は軽微だった。

「ノッティンガム・オープン」で優勝したのはアシュリー・バーティ(オーストラリア)。6-3、3-6、6-4のフルセットで地元のジョハナ・コンタ(イギリス)を破り、世界ランキング16位と順位を1つ上げた。

一方で、準優勝のコンタは前週と変わらず22位。ランキングへの影響はなかった。

また「リベマ・オープン」では、クルニッチが6(0)-7、7-5、6-1の逆転でキルステン・フリプケンス(ベルギー)を下し優勝。クルニッチの順位は、一気に16人を抜き去り39位までジャンプアップした。

大坂なおみ(日本/日清食品)は「ノッティンガム・オープン」に出場し、準決勝まで進出。バーティに3-6、4-6で敗れ、ベスト4で大会を終えた。しかし今回大坂の順位に変動はなく、前週と同じくキャリアハイの18位を維持した。◇   ◇   ◇

【6月18日付最新WTAランキング】

順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1.(1)シモナ・ハレプ(ルーマニア)  7,970

2.(2)カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク) 6,745

3.(3)ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)  6,550

4.(4)スローン・スティーブンス(アメリカ) 5,463

5.(5)エリナ・スビトリーナ(ウクライナ) 5,205

6.(6)カロリーヌ・ガルシア(フランス) 4,970

7.(7)カロリーナ・プリスコバ(チェコ) 4,685

8.(8)ペトラ・クビトバ(チェコ) 4,610

9.(9)ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ) 3,971

10.(10)マディソン・キーズ(アメリカ) 3,536

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16.(17)アシュリー・バーティ(オーストラリア) 2,640

18.(18)大坂なおみ(日本/日清食品) 2,350

22.(22)ジョハナ・コンタ(イギリス) 2,050

39.(55)アレクサンドラ・クルニッチ(セルビア) 1,210(テニスデイリー編集部)

※写真はノッティンガムで試合に臨んだ大坂なおみ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)