■「メルセデス・カップ」(ドイツ・シュツットガルト/6月11~17日/芝コート)6月17日、男子シングルス決勝戦で「芝の帝王」ロジャー・フェデラー(スイス)が元世界3位で第7シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に6-4、7-6(3)で勝利…
■「メルセデス・カップ」(ドイツ・シュツットガルト/6月11~17日/芝コート)
6月17日、男子シングルス決勝戦で「芝の帝王」ロジャー・フェデラー(スイス)が元世界3位で第7シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に6-4、7-6(3)で勝利し、芝シーズン最初の大会を見事優勝。 フェデラーは2018年では3個目、キャリア通算では98個目のタイトル獲得となった。
第1セット、ラオニッチのサービスゲームからスタートすると、いきなりラオニッチの220km/h超えの高速サービスが冴えわたる。しかしフェデラーは相手のコースを読んで上手く返球する。第3ゲームでフェデラーはフォアのウィナーやリターンエースを決めブレークに成功。そのままリードを保ちセットを先取した。第2セットも互いにサービスで相手を攻め、キープが続く。ラブゲームでのキープも幾度と見られ、タイブレークにもつれ込んだ。互いにミニブレークしイーブンが続いていたが、大事なところでラオニッチがダブルフォルトをおかしてしまうと、フェデラーがそのリードを活かしてそのまま勝利した。
ATP公式サイトによると、優勝したフェデラーは試合後「とっても幸せ。私にとっては良い決勝戦だったと思う」「しばらくプレーをしていなかったので、素晴らしいカムバックとなったよ」と話した。また「たぶん大事なポイントで私の方が少しだけ上手くいった」「昨年のシュツットガルトでは接戦で負けてしまったが今年は違う。最後に私は最高のテニスができた。素晴らしい気分だよ」と語った。
■「リベマ・オープン」(オランダ・スヘルトーヘンボス/6月11~17日/芝コート)
男子シングルス決勝戦で、第2シードのリシャール・ガスケ(フランス)がジェレミー・シャルディ(フランス)に6-3、7-6(5)とストレートで勝利した。ガスケはフランス勢同士の戦いを制して、キャリア通算15個目の優勝となった。
■「ノッティンガム・オープン」(イギリス・ノッティンガム/6月11~17日/芝コート)
女子シングルス決勝戦で、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が第4シードのジョハナ・コンタ(イギリス)に6-3、3-6、6-4とフルセットの末勝利した。バーティはシングルスではキャリア通算2個目のタイトル獲得となった。◇ ◇ ◇
【6月17日 主な試合結果】
◆「リベマ・オープン」男子シングルス決勝戦
〇[2]リシャール・ガスケ(フランス)6-3、7-6(5) ●ジェレミー・シャルディ(フランス)
◆「リベマ・オープン」女子シングルス決勝戦
〇[7]アレクサンドラ・クルニッチ(セルビア)6(0)-7、7-5、6-1 ●キルステン・フリプケンス(ベルギー)
◆「メルセデス・カップ 」男子シングルス決勝戦
〇[1]ロジャー・フェデラー(スイス)6-4、7-6(3) ●[7]ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)
◆「ノッティンガム・オープン」女子シングルス決勝戦
〇[1]アシュリー・バーティ(オーストラリア)6-3、3-6、6-4 ●[4]ジョハナ・コンタ(イギリス)(テニスデイリー編集部)
※写真は優勝しキャリア通算98個目のタイトルを獲得したフェデラー
(Photo by Alex Grimm/Getty Images)