■「ノッティンガム・オープン」(イギリス・ノッティンガム/6月11~17日/芝コート)6月16日、女子シングルス準決勝で第3シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)に3-6、4-6で敗れ準決勝…

■「ノッティンガム・オープン」(イギリス・ノッティンガム/6月11~17日/芝コート)

6月16日、女子シングルス準決勝で第3シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)に3-6、4-6で敗れ準決勝敗退となった。

第1セット、大坂は第2ゲームでブレークを許しバーティにリードされる。第5ゲームでブレークバックに成功するが、第8ゲームで大坂はミスが重なり再びブレークを許す。そしてバーティのサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームで大坂はチャンスを作ることができず、第1セットを落とした。続く第2セットも先にバーティにブレークされ追う展開となった。その後もピンチを迎えるも何とか凌ぐ中、ゲームカウント4-5で迎えた相手のサービング・フォー・ザ・マッチ。最後は長いラリーの末に大坂のショットがわずかにアウトとなり残念ながら準決勝敗退となった。

大坂は18日から開催される「バーミンガム・クラシック」にエントリーしており、1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)の世界156位ケイティ・ブルター(イギリス)と対戦予定。サービスを武器とし芝コートでの調子をさらに上げてゆけるか、今後も大坂の活躍に期待したい。

■「メルセデス・カップ」(ドイツ・シュツットガルト/6月11~17日/芝コート)

男子シングルス準決勝で、「芝の帝王」ロジャー・フェデラー(スイス)が世界24位ニック・キリオス(オーストラリア)に6(2)-7、6-2、7-6(5)とフルセットの末勝利し、決勝進出を決めた。フェデラーのサービスエース12本・ダブルフォルト2本に対して、キリオスはサービスエース23本・ダブルフォルト8本とキリオスは積極的に攻めた。しかしフェデラーは試合を通して1本もブレークポイントを与えることなく、確実にポイントを重ね勝利を掴んだ。

フェデラーは準決勝で勝利したことによって、6月18日に発表される最新ランキングで世界1位に返り咲くこととなった。自身のTwitterでもコートで祝福されている様子を投稿し、「大切な日」とコメントしている。

■「リベマ・オープン」(オランダ・スヘルトーヘンボス/6月11~17日/芝コート)

男子シングルス準決勝で、第2シードのリシャール・ガスケ(フランス)が予選勝者のバーナード・トミック(オーストラリア)を6-4、6(6)-7、6-2とフルセットで破り、決勝進出を決めた。◇   ◇   ◇

【6月16日 主な試合結果】

◆「リベマ・オープン」男子シングルス準決勝

〇[2]リシャール・ガスケ(フランス)6-4、6(6)-7、6-2 ●[Q]バーナード・トミック(オーストラリア)

◆「リベマ・オープン」女子シングルス準決勝

〇[7]アレクサンドラ・クルニッチ(セルビア)2-6、7-6(4)、7-6(1) ●[1]ココ・バンダウェイ(アメリカ)

◆「メルセデス・カップ 」男子シングルス準決勝

〇[1]ロジャー・フェデラー(スイス)6(2)-7、6-2、7-6(5) ●[4]ニック・キリオス(オーストラリア)

〇[7]ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)6-4、7-6(3) ●[2]ルカ・プイユ(フランス)

◆「ノッティンガム・オープン」女子シングルス準決勝

〇[1]アシュリー・バーティ(オーストラリア)6-3、6-4 ●[3]大坂なおみ(日本/日清食品)

〇[4]ジョハナ・コンタ(イギリス)6-2、6-3 ●[6]ドナ・ベキッチ(クロアチア)(テニスデイリー編集部)

※写真はバーティに敗れ準決勝敗退となった大坂なおみ

(Photo by James Williamson - AMA/Getty Images)