■「ノッティンガム・オープン」(イギリス・ノッティンガム/6月11~17日/芝コート)6月15日、女子シングルス準々決勝で第3シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第5シードのミハエラ・ブザネスク(ルーマニア)に6-4、6-1とストレートで…

■「ノッティンガム・オープン」(イギリス・ノッティンガム/6月11~17日/芝コート)

6月15日、女子シングルス準々決勝で第3シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第5シードのミハエラ・ブザネスク(ルーマニア)に6-4、6-1とストレートで快勝し、ベスト4入りを果たした。第1セットは互いにキープが続き、ゲームカウント5-4で迎えた第10ゲーム、大坂はチャンスを活かしてブレークしセットを先取。続く第2セット、大坂が第4ゲームでブレークに成功し、リードを作る。大坂は第1セットから通して相手にブレークポイントを与えることなく第2セットも連取し、準決勝進出を決めた。

WTA公式サイトによると大坂は試合後に「私はまだ芝で調整すべきと感じているものが沢山あるが、私のサービスはそれを上手くいかせてくれる最大のものの一つだ。そしてそれには芝が本当に適していると思う」と語り「私は本当に上手くいっていると思う」と続けた。この試合で大坂はダブルフォルトをおかすことなく、サービスエースを6本決めた。勝利した大坂は、準決勝で世界ランキング17位で第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)と対戦する。

■「メルセデス・カップ」(ドイツ・シュツットガルト/6月11~17日/芝コート)

男子シングルス準々決勝で、「芝の帝王」ロジャー・フェデラー(スイス)が世界ランキング75位のギド・ペラ(アルゼンチン)に6-4、6-4で勝利し、ベスト4進出を決めた。第1セット、フェデラーが自身のサービスゲームで落としたポイントはわずか1本。第2セットはペラにブレークポイントを握られる場面もあったが、それを凌いでセットを連取した。

その他、世界ランキング35位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は世界ランキング19位で第3シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)に7-6(2)、7-6(1)で勝利して準々決勝を突破した。ラオニッチは2017年シーズン左手の故障に悩まされ、その後復帰と故障を繰り返している。完全復活となるか注目されるなか順調に歩みを進めた。

■「リベマ・オープン」(オランダ・スヘルトーヘンボス/6月11~17日/芝コート)

男子シングルス準々決勝で、第2シードのリシャール・ガスケ(フランス)が第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を7-6(2)、7-6(4)で破りベスト4入りを果たした。第1・第2セットともにお互いブレークポイントを凌ぎタイブレークへもつれ込む接戦となった。スピードとコースを自在に操れる片手バックが特徴のガスケが、次世代エース候補として注目されている「ネクストジェン」のチチパスを、最後は引き離して勝利を掴んだ。◇   ◇   ◇

【6月15日 主な試合結果】

◆「リベマ・オープン」男子シングルス準々決勝

〇[2]リシャール・ガスケ(フランス)7-6(2)、7-6(4) ●[5/WC]ステファノス・チチパス(ギリシャ)

◆「リベマ・オープン」女子シングルス準々決勝

〇[1]ココ・バンダウェイ(アメリカ)7-6(6)、3-6、7-6(12) ●アリソン・リスク(アメリカ)

◆「メルセデス・カップ 」男子シングルス準々決勝

〇[1]ロジャー・フェデラー(スイス)6-4、6-4 ●ギド・ペラ(アルゼンチン)

〇[2]ルカ・プイユ(フランス)6-4、6(5)-7、6-3 ●デニス・イストミン(ウズベキスタン)

〇[7]ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)7-6(2)、7-6(1) ●[3/WC]トマーシュ・ベルディヒ(チェコ)

◆「ノッティンガム・オープン」女子シングルス準々決勝

〇[3]大坂なおみ(日本/日清食品)6-4、6-1 ●[5]ミハエラ・ブザネスク(ルーマニア)

〇[1]アシュリー・バーティ(オーストラリア)6-0、6-2 ●[WC]ケイティ・ブルター(イギリス)(テニスデイリー編集部)

※写真はベスト4進出を決めた大坂なおみ

(Photo by James Williamson - AMA/Getty Images)