「リベマ・オープン」(オランダ・スヘルトーヘンボス/6月11~17日/芝コート)で、第2シードで出場しているリシャール・ガスケ(フランス)は14日、エフゲニー・ドンスコイ(ロシア)を相手に快勝し、準々決勝への進出を決めた。スコアは6-2、6…

「リベマ・オープン」(オランダ・スヘルトーヘンボス/6月11~17日/芝コート)で、第2シードで出場しているリシャール・ガスケ(フランス)は14日、エフゲニー・ドンスコイ(ロシア)を相手に快勝し、準々決勝への進出を決めた。スコアは6-2、6-2、試合時間は1時間8分だった。

ガスケは、テニス界随一といわれるスピードとコースを自在に操れる片手バックを使いこなす30位。

対するドンスコイは、強打でラリーの主導権を握り、そのまま押しきってしまうパワーヒッターだが、ランキングは76位だ。1回戦では予選上がりのフランコ・シュクゴール(クロアチア)に6-3、6-2で勝利してきた。

ランキングで優るガスケは、それぞれサービスキープを続けて入った5ゲーム目、流れを掴む。

自身のリターンとなった同ゲームで、15-40の2ブレークポイントがガスケに訪れると、1ポイントをドンスコイに与えた後、長いラリー戦を制してブレーク。ガスケが1ブレークアップのリードを確保した。

ガスケはさらに、第7ゲーム目でもブレークを重ねてそのまま6-2で1セットアップにまずは漕ぎつけた。

第2セットに入ってもガスケが基本的には優位に試合を運んだ。巧みなラリーなどで第5、7ゲームの2度にわたってブレーク。他方で自身のサービスゲームでは、決定的なポイントを与えずにキープを続け、ガスケが結局、第2セットもそのままものにした。

ガスケは続く準々決勝でステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は練習でフォアを放つガスケ

(Photo by Aurelien Meunier/Getty Images)