桐蔭学園が24-19で、流経大柏を倒した。Aブロック闕所は、2月の関東新人と同カード(撮影:高塩隆) 栃木県佐野市運動公園で開催された第66回関東高校大会は6月10日に最終日が行われ、Aブロックは神奈川の桐蔭学園が流経大柏(千葉)との決勝…

桐蔭学園が24-19で、流経大柏を倒した。Aブロック闕所は、2月の関東新人と同カード(撮影:高塩隆)

 栃木県佐野市運動公園で開催された第66回関東高校大会は6月10日に最終日が行われ、Aブロックは神奈川の桐蔭学園が流経大柏(千葉)との決勝を24-19で制し、大会6連覇で9回目の優勝を果たした。

 断続的に雨が降る肌寒いコンディションとなったこの日。スリッピーなグラウンド状況に苦しむチームが多い中、桐蔭学園は要所で全国選抜大会王者らしいたくましさを発揮して試合を優勢に進めた。

 開始1分に先制トライを挙げると、いったんは5-10と逆転を許したものの、14分、23分とトライを加え、19-13とリードして前半を折り返す。後半も13分にFWで近場を崩してトライを追加し、PGでスコアを詰め逆転を狙う流経大柏の終盤の猛攻を気迫みなぎるタックルで封じ切ってフルタイムを迎えた。

 またAブロック3位決定戦は、茨城の茗溪学園が地元栃木の佐野日大から6トライを奪って快勝。Bブロックは東京1位の國學院久我山が自慢の攻撃力を存分に発揮して昌平(埼玉)に完勝した。関東8都県から28校が参加し7ブロックを戦う中、神奈川勢と東京勢が3ブロックずつを制し(残り一つはCブロック優勝の國學院栃木)、今季の充実ぶりを示した。(直江光信)