6月16~17日に決勝レースが開催される「2018年ルマン24時間レース」(18/19WEC第2戦)のオフィシャルスターターを、テニス選手のラファエル・ナダルが務めることが決まった。ルマン24時間のオフィシャルスターターには世界的に有名なビ…

6月16~17日に決勝レースが開催される「2018年ルマン24時間レース」(18/19WEC第2戦)のオフィシャルスターターを、テニス選手のラファエル・ナダルが務めることが決まった。

ルマン24時間のオフィシャルスターターには世界的に有名なビッグゲストが就くことも多く、最近では2014年にF1ドライバーのフェルナンド・アロンソ、2016年には俳優のブラッド・ピットらが歴任している。F1王者アロンソは今年、ドライバーとして自身初のルマンをトヨタ「TS050 HYBRID」で戦う予定だが、そのレースのスターターを彼と同じスペイン出身の偉大なチャンピオンが担うこととなった。

ラファエル・ナダルはテニスの四大大会で男子シングルス優勝16回、歴代2位の記録を誇る現役選手。四大大会のなかでもクレーコートで開催される全仏オープンを最も得意としており、昨年は同大会の最多優勝記録を10回へと更新している。つまりナダルは、ルマンがあるフランスとはとても縁深い存在といえるのだ。

ナダルはルマン24時間レース主催団体ACOの発表を通じ、以下のような旨をコメントしている。

「6月はフランスがスポーツという分野でスポットライトを浴びる時季です。全仏オープンがあり、そしてルマン24時間レースがある。全仏オープンは素晴らしい大会で、そこでプレイできることはとても誇らしく、また全仏は自分のキャリアにとって最も重要な大会でもあります。そして今年は、世界的に偉大なモーターレース、ルマン24時間でも栄誉ある役割を務めることになりました。この素晴らしいスポーツをもっとよく知るようになれることが楽しみです」

ナダルが2年連続11回目の優勝を目指す今年の全仏オープンは5月27日に開幕する。ナダルはもちろん優勝候補であり、男子シングルス決勝は6月10日の日曜日の予定、そしてルマンの決勝レースはその翌週末というかたちになる(ナダルがスターターを務めるのは16日の土曜日)。

2017年のルマン24時間レース(スタート前)。《写真提供 FIA-WEC》

2017年のルマン24時間レース(スタート前)。《写真提供 FIA-WEC》

今年はアロンソがトヨタからルマンに参戦。18/19WEC開幕戦スパ・フランコルシャンでは、アロンソ、中嶋一貴、ブエミのトヨタ8号車が優勝した。《写真提供 FIA-WEC》

今年はアロンソがトヨタからルマンに参戦。18/19WEC開幕戦スパ・フランコルシャンでは、アロンソ、中嶋一貴、ブエミのトヨタ8号車が優勝した。《写真提供 FIA-WEC》

18/19WEC開幕戦スパでの「トヨタTS050」。#8が中嶋一貴組、#7は小林可夢偉組。《写真提供 TOYOTA》

18/19WEC開幕戦スパでの「トヨタTS050」。#8が中嶋一貴組、#7は小林可夢偉組。《写真提供 TOYOTA》

#8 トヨタTS050(18/19WEC開幕戦スパ)《写真提供 TOYOTA》

#8 トヨタTS050(18/19WEC開幕戦スパ)《写真提供 TOYOTA》

フェルナンド・アロンソ(18/19WEC開幕戦スパ)《写真提供 FIA-WEC》

フェルナンド・アロンソ(18/19WEC開幕戦スパ)《写真提供 FIA-WEC》