フェドカップのディフェンディングチャンピオンのアメリカチームが22日、準決勝でフランスを3勝2敗で下し、2年連続で「フェドカップ」決勝でプレーすることになった。アウェイで戦ったマディソン・キーズ(アメリカ)は、2試合目のリバースシングルスで…

フェドカップのディフェンディングチャンピオンのアメリカチームが22日、準決勝でフランスを3勝2敗で下し、2年連続で「フェドカップ」決勝でプレーすることになった。

アウェイで戦ったマディソン・キーズ(アメリカ)は、2試合目のリバースシングルスでポリーヌ・パルモンティエ(フランス)を7-6(4)、 6-4で下し、アメリカが3勝1敗とした。

直前になってココ・バンダウェイ(アメリカ)の代わりに出場することになった世界ランク13位のキーズは、第1セット4-1とリードされたところから反撃すると、第2セット第9ゲームで2本続けてウィナーを決めてブレークし、試合を決定づけた。

一方のパルモンティエは、最後まで激しく食らいついた。第1セットでセットポイントを2本しのいだが、結局、キーズの深いグランドストロークに屈した。第2セットでも、5-4とリードされたところでブレークバックのチャンスをつかんだものの、キーズがビッグサーブで3本立て続けにポイントを奪い、勝敗も決まった。

その前の試合では、スローン・スティーブンス(アメリカ)がクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)を6-2、6-0と圧倒し、アメリカが2勝1敗とリードを奪っていた。「すごくいい試合だった。こんなスコアになるとは思わなかったけど、すごく安定してた」と、アメリカチームに2勝をもたらしたスティーブンスは語った。

シングルスの試合の後でアマンディーヌ・ヘッセ(フランス)とムラデノビッチペアが、ベサニー・マテック サンズ(アメリカ)とバンダウェイのペアを6-4、3-6、10-6で倒し、ホームの観客を前に面目を保った。

「今日も昨日もみんなとてもよくやってくれた。こんな強いグループがいてくれて、私達はとても恵まれている。素晴らしい決勝戦になると思うから、楽しみにしている」とアメリカチームのキャシー・リナルディ監督は語った。

他方で、シュトゥットガルトでドイツを4勝1敗で破ったチェコが11月10日から11日にかけて自国で開催される決勝でアメリカを迎え撃つ。

アメリカは2017年決勝では3勝2敗でベラルーシを下して優勝しており、フランスとの対戦成績を12勝2敗とした。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真は「マイアミ・オープン」でのマディソン・キーズ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)