今大会は今年から高校生の審判育成に力を入れている。そのため、大会前には審判を行う高校生を対象に講習会を実施したり、育成DVDも制作しているのだ。そこで、JTA公認審判認定員である光富美穗子さん、山中友子さんにラインジャッジについての話を聞い…
今大会は今年から高校生の審判育成に力を入れている。そのため、大会前には審判を行う高校生を対象に講習会を実施したり、育成DVDも制作しているのだ。そこで、JTA公認審判認定員である光富美穗子さん、山中友子さんにラインジャッジについての話を聞いてきたので紹介しよう。
●ラインジャッジは自分の担当のラインだけをジャッジする
ラインジャッジが見るラインは1本のみ。他のラインについてはジャッジしない。例えば、サービスのセンターラインをジャッジする場合、センターライン近くでロングになったボールであっても、センターを割っていなかったら「イン」のハンドシグナルを行なう。
●ラインジャッジはラインの外側を見る
ボールを目で追っていたらラインジャッジはできない。ラインジャッジはラインを見ておく。それも漠然と見るのではなく、最も重要なラインの外側を見る。
●ベースラインは分割して見る
選手を打つ直前まで見ておき、ベースラインを2分割して手前に来るのか奥に来るのかを予測し、そちらに焦点を合わせる。ベースラインは長いため、全てを見ようとするのは無理がある。ベテランになってくると1/3分割まで予測できる。
●ラインの見方は手前から奥
目の焦点は遠くから近くには合わせづらいので、手前から奥を見るようにする。遠くには目がぱっといきやすい。
ラインジャッジだけでも色々な技術が必要なようだ。試合を見る時には、少しだけ頑張っている審判にも目を向けてみてほしい。
日程
団体戦 3月21日~25日
個人戦 3月22日~23日(予選)
3月24日~26日(本戦)
会場は博多の森テニス競技場、春日公園テニスコート
※天候等により日程が変わる場合があります。(©スマッシュ)
※写真は全国選抜高校テニス大会の様子
(©スマッシュ)