「男子テニスATPワールドツアー500 アカプルコ」(メキシコ・アカプルコ/2月26日~3月3日/ハードコート)大会2日目、錦織圭(日本/日清食品)は1回戦で、次世代エース候補として注目されているデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦。錦織は…

「男子テニスATPワールドツアー500 アカプルコ」(メキシコ・アカプルコ/2月26日~3月3日/ハードコート)大会2日目、錦織圭(日本/日清食品)は1回戦で、次世代エース候補として注目されているデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦。錦織は7-6(3)で第1セットを先取した。

錦織は昨年の8月から右手首の怪我でツアーを離脱していたが、今年1月末に復帰。ATPツアーレベルへの復帰戦となった「ニューヨーク・オープン」では、錦織は準決勝まで進出。当時、世界ランキング11位だったケビン・アンダーソン(南アフリカ)に1-6、6-3、6(4)-7と惜しくも敗れたものの、ツアー大会でも戦えるまでに復調したことを印象付けていた。世界ランキングは現在26位。今大会はATP500で、「ニューヨーク・オープン」のATP250からレベルが一つ上がった大会への挑戦となる。

両者は今回が初めての対戦。対戦相手のシャポバロフは現在世界ランキング45位の18歳。2017年のトップ100最年少選手であり、将来のNo.1候補ともいわれる。昨年の「ロジャーズ・カップ」では、シングルス3回戦でラファエル・ナダル(スペイン)を破り話題となった。錦織が10歳年下の次世代スター選手に対し底力を発揮できるか注目。

錦織がコイントスでレシーブを選択し、試合はシャポバロフのサービスからスタートした。立ち上がり、錦織は40-15といきなりサービスブレークのチャンスがあったが、ここはブレークならず。すると錦織のゲームカウント1-2で迎えた第4ゲーム、今度は錦織がピンチを切り抜けた。シャポバロフが得意としている強力な片手バックハンドが決まり出す中、錦織はサービスを復帰前のように、足を引き寄せて打つフォームに戻すなどの工夫を見せて対抗。

お互いサービスキープで譲らず、第1セットはタイブレークに突入した。セット終盤でプレーの質がより上がってきた錦織は1ポイント目をいきなりミニブレーク、そのまま有利な展開でタイブレークを制し1セット目を先取した。

試合は先に2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在、2セット目に進んでいる。

テニスデイリーでは、サイト上で試合速報ならびにライブ配信中。(テニスデイリー編集部)※写真は「ニューヨーク・オープン」1回戦のときの錦織圭

(Photo by Rich Graessle/Icon Sportswire via Getty Images)