<2月21日~25日 ITTFジュニアサーキット(スウェーデン/エレブルー)>ジュニアの部総括2月21日にITTFジュニアサーキット・スウェーデン大会が開幕した。大会1日目から2日目にかけてジュニア男女シングルス・ダブルスが行われ、篠塚がジ…

<2月21日~25日 ITTFジュニアサーキット(スウェーデン/エレブルー)>

ジュニアの部総括

2月21日にITTFジュニアサーキット・スウェーデン大会が開幕した。

大会1日目から2日目にかけてジュニア男女シングルス・ダブルスが行われ、篠塚がジュニア男子シングルス準優勝、相馬がジュニア女子シングルス優勝を果たした。

今回のジュニアサーキット・スウェーデン大会には、日本人選手は男女6名ずつ(カデットの部エントリーの横井咲桜/ミキハウスJSC含む)がエントリーした。

ジュニア男子シングルスで篠塚大登(愛工大附属中)が準優勝、ジュニア男子ダブルスで篠塚大登/濵田一輝 (高知大学付属中) がベスト4、浅津碧利 (JOCエリートアカデミー/帝京)/柏竹琉 (JOCエリートアカデミー) が優勝と日本人選手の上位進出が目立った。

2017年の全日本カデット14歳以下で優勝し、将来を期待される張本世代のサウスポー篠塚だったが、決勝では2017年の世界ジュニア男子シングルスで準優勝に輝いた地元スウェーデンのモアガルドに惜しくも敗れ準優勝となった。

ジュニア女子シングルスでは相馬夢乃 (新発田ジュニア) が優勝、小塩遥菜 (石田卓球クラブ) がベスト4。ジュニア女子ダブルスでは相馬夢乃/菅澤柚花里 (ミキハウスJSC)が準優勝と、こちらも日本人選手の上位進出が目立つ結果となった。

相馬は2017年のITTFワールドカデットチャレンジで3冠に輝いた将来有望なカットマンで、フォアに変化ラバー、バックに裏ラバーを使用する珍しいプレースタイル。今大会でもシングルス準決勝で小塩との同士討ちを制し、決勝ではプエルトリコ出身のバタフライ契約選手でもあるディアスに快勝し、優勝を決めた。

準優勝のディアスは、伊藤美誠や平野美宇と同じ2000年生まれの「カリブ海の新星」とも称される注目株。世界卓球2014東京やリオ五輪にも出場するなど国際大会経験が豊富な上、2017年9月には来日して練習を行うなど今後の期待が持てる海外選手の一人だ。

日本選手はジュニア男女シングルス・ダブルスすべてで表彰台に上がり、ジュニア世代の今後に期待が持てる大会となった。

ジュニア男子最終結果

<ジュニアシングルス>
優勝:モアガルド (スウェーデン)
準優勝:篠塚大登
ベスト4:高楊(中国)、MENG Fanbo (ドイツ)

<ジュニアダブルス>
優勝:浅津碧利/柏竹琉
準優勝:BEH Kun Ting/PANG Yew En Koen (シンガポール)
ベスト4:篠塚大登/濵田一輝、KOSOLOSKY Olav/MEISSNER Cedric (ドイツ)

ジュニア女子最終結果

<ジュニアシングルス>
優勝:相馬夢乃
準優勝:ディアス (プエルトリコ)
ベスト4:小塩遥菜、PAVADE Prithika (フランス)

<ジュニアダブルス>
優勝:LUTZ Camille/SILVA Celia (フランス/ポルトガル)
準優勝:相馬夢乃/菅澤柚花里
ベスト4:BONDAREVA Anastasia/TU Wenna (ドイツ)、HOLMSTEN Ellen/KALLBERG Christina (スウェーデン)

日本選手 ジュニア男子シングルス結果

<決勝トーナメント2回戦>
鈴木颯 4 (4, 9, 8, 7) 0 LARSEN Simon (デンマーク)
柏竹琉 4 (7, -9, 2, -13, 8, 9) 2 SMITH James (イングランド)
曽根翔 4 (8, 4, 6, -7, -6, 8) 2 DVOYNIKOV Artem (ロシア)
濵田一輝 4 (5, 9, 3, 5) 0 BAKO Radim (チェコ)
浅津碧利 4 (2, 3, 7, 4) 0 NIELSEN Benjamin (デンマーク)
篠塚大登 4 (7, 3, 6, 8) 0 GUTIERREZ Marc (スペイン)

<決勝トーナメント3回戦>
鈴木颯 1 (-5, -11, 8, -8, -9) 4 モアガルド(スウェーデン)
柏竹琉 4 (5, 9, 6, -8, 7) 1 LINEV Pavel (ロシア)
曽根翔 4 (6, 4, 8, 11) 0 NETTARP Bruno (スウェーデン)
濵田一輝1 (-6, -8, 7, -9, -7) 4 高楊(中国)
浅津碧利4 (-7, 6, 8, 3, 10) 1 FRIIS Martin (スウェーデン)
篠塚大登 4 (8, 4, -6, -9, 6, 9) 2 BERTRAND Irvin (フランス)

<決勝トーナメント4回戦>
柏竹琉 4 (8, -7, 8, -11, 13, -9, 12) 3 王天濶 (中国)
曽根翔 4 (8, 9, 8, -8, 9) 1 LIU Victor (アメリカ)
浅津碧利 4 (10, 9, 10, 7) 0 KUMAR Nikhi (アメリカ)
篠塚大登 4 (11, 5, 8, 11) 0 GREBNEV Maksim (ロシア)

<準々決勝>
柏竹琉 0 (6, 8, 6, 10) 4 モアガルド (スウェーデン)
曽根翔 1 (-11, 8, 12, 3, 9) 4 MENG Fanbo (ドイツ)
篠塚大登 4 (10, 6, -5, -7, -12, 8, 6) 3浅津碧利

<準決勝>
篠塚大登 4 (5, 9, -9, -10, 6, 12) 2 高楊 (中国)

<決勝>
篠塚大登 3 (-3, -10, 14, -8, 9, 6, -3) 4 モアガルド (スウェーデン)

日本選手 ジュニア女子シングルス結果

<決勝トーナメント1回戦>
小塩遥菜 4 (2, 8, 6, 5) 0 于洋 (中国)
大久保ひかり 4 (9, -8, -9, 6, 6, 8) 2 CHITALE Diya Parag (インド)
中森帆南 4 (7, 4, 2, 7) 0 MORRI Chiara (サンマリノ)

<決勝トーナメント2回戦>
小塩遥菜 4 (-9, 1, 5, 14, 7) 1 TEIFENBRUNNER Laura (ドイツ)
大久保ひかり 4 (10, -3, -8, 7, 8, 5) 2 MUSKANTOR Rebecca (スウェーデン)
中森帆南 4 (10, 7, 2, -4, 4) 1 IANAU Patricia (ルーマニア)
菅澤柚花里 4 (7, 5, 5, -10, 4) 1 HOLMSTEN Ellen (スウェーデン)
相馬夢乃 4 (5, 6, 5, 4) 0 BAASAN Nomin (スウェーデン)

<決勝トーナメント3回戦>
小塩遥菜 4 (5, 7, 2, 9) 0 KAZANTSEVA Kristina (ロシア)
大久保ひかり 2 (-7, -7, -6, 6, 4, -5) 4 ZIRONOVA Ekaterina (ロシア)
中森帆南 2 (9, -10, 8, -9, -4, -8) 4 ディアス (プエルトリコ)
菅澤柚花里 4 (7, 6, 6, 5) 0 ABRAAMIAN Elizabet (ロシア)
相馬夢乃 4 (6, 6, 3, 8) 0 GOI Rui Xuan (シンガポール)

<準々決勝>
小塩遥菜 4 (5, 7, 2, 9) 0 KAZANTSEVA Kristina(ロシア)
相馬夢乃 4 (6, 3, 4, -2, 4) 1 ZIRONOVA Ekaterina (ロシア)
菅澤柚花里 2 (-10, -9, 4, 11, -6, -4) 4 PAVADE Prithika (フランス)

<準決勝>
相馬夢乃 4 (5, -9, -10, 6, 9, 6) 2 小塩遥菜

<決勝>
相馬夢乃 4 (5, 8, -9, 7, 7) 1 ディアス (プエルトリコ)

日本選手 ジュニア男子ダブルス結果

<決勝トーナメント2回戦>
浅津碧利/柏竹琉 3 (7, 5, 6) 0 ALAMRI Abdulaziz/ALMUTAIRI Turki (サウジアラビア)
篠塚大登/濵田一輝 3 (8, 2, 9) 0 CHERKES Ruslan/MONGIUSTI Mattias (ロシア)
曽根翔/鈴木颯 3 (-3, 7, 7, 6) 1 LATE Thomas/VETVIK Finn (ノルウェー)

<決勝トーナメント3回戦>
浅津碧利/柏竹琉 3 (5, 12, 9) 0 DVOYNIKOV Artem/GREBNEV Maksim (ロシア)
篠塚大登/濵田一輝 3 (5, 10, 6) 0 LEVAJAC Dimitrije/RADOVIC Filip (セルビア/モンテネグロ)
曽根翔/鈴木颯 3 (-9, 3, 4, 8) 1 KRASKOVSKII Aleksandr/LINEV Pave (ロシア)

<準々決勝>
浅津碧利/柏竹琉 3 (9, 10, -8, 9) 1 DEVOS Laurens/KOSOLOSKY Olav (ベルギー)
篠塚大登/濵田一輝 3 (14, 6, 6) 0 MENG Fanbo/XU Jannik (ドイツ)
曽根翔/鈴木颯 1 (-8, 9, -9, -4) 3 BEH Kun Ting/PANG Yew En Koen (シンガポール)

<準決勝>
浅津碧利/柏竹琉 3 (3, 7, 7) 0 KOSOLOSKY Olav/MEISSNER Cedric (ドイツ)
篠塚大登/濵田一輝 2 (-3, -9, 8, 9, -10) 3 BEH Kun Ting/PANG Yew En Koen (シンガポール)
決勝
浅津碧利/柏竹琉 3 (4, 6, 7) 0 BEH Kun Ting/PANG Yew En Koen (シンガポール)

日本選手 ジュニア女子ダブルス結果

<決勝トーナメント2回戦>
相馬夢乃/菅澤柚花里 3 (4, 7, 7) 0 KORDA Kitti/LEITNER Selina (イングランド/オーストリア)

<決勝トーナメント3回戦>
相馬夢乃/菅澤柚花里 3 (4, 7, 3) 0 GOI Rui Xuan/TAN Li Lin Jassy (シンガポール)

<準々決勝>
相馬夢乃/菅澤柚花里 3 (9, -11, 9, 1) 1 EDVINSSON Jennie/ROOSE Alma (スウェーデン)

<準決勝>
相馬夢乃/菅澤柚花里 3 (6, 3, 6) 0 BONDAREVA Anastasia/TU Wenna (ドイツ)

<決勝>
相馬夢乃/菅澤柚花里 2 (10, 2, -9, -8, -7) 3 LUTZ Camille/SILVA Celia (フランス/ポルトガル)

試合結果の見方

表記ルール: 選手名A ゲーム数(各ゲームのポイント)ゲーム数 選手名B

各ゲームのポイントの表記例:選手Aが選手Bと対戦し、1ゲーム目11対6、2ゲーム目11対5、3ゲーム目12対10で選手Aが勝ち、選手Bが負けた場合、
「選手A 3(6,5,10)0 選手B」 または 「選手B 0(-6,-5,-10)3 選手A」 と表記。

文:山下大志(ラリーズ編集部)
写真:YUTAKA/アフロスポーツ