右手首の怪我からの完全復活を目指す錦織圭(日本/日清食品)が明日2月17日午前に、ATP(男子プロテニス協会)ツアーレベルへの復帰初戦として出場している「ニューヨーク・オープン」の準々決勝に臨む予定だ。相手は世界ランキング91位のラドゥ・ア…

右手首の怪我からの完全復活を目指す錦織圭(日本/日清食品)が明日2月17日午前に、ATP(男子プロテニス協会)ツアーレベルへの復帰初戦として出場している「ニューヨーク・オープン」の準々決勝に臨む予定だ。相手は世界ランキング91位のラドゥ・アルボット(モルドバ)で、試合開始時間は9時30分(日本時間)を予定している。

錦織は、今年の初戦として下部大会「ATPチャレンジャーニューポートビーチ」に出場して結果は振るわなかったものの、続いて出場した「ATPチャレンジャーダラス」では優勝し、復帰に弾みをつけていた。今大会は、離脱してから初のATPツアーとなっている。

錦織は、「ニューヨーク・オープン」の1回戦では主催者推薦であるワイルドカードで出場のノア・ルビン(アメリカ)に対して7-5、6-3で、続く2回戦ではエフゲニー・ドンスコイ(ロシア)に6-2、6-4で勝利しており、ATPツアーレベルへの復帰大会でどこまで勝ち上がれるか注目されている。

久しぶりのATPツアー復帰戦だったものの、ドンスコイとの試合では、質の高いテニスを展開。ATPによると、試合後錦織は「サーブが本当によかった。特に第2セット。リズムを取り戻し始めて最初のサーブが本当にうまくいっていて、でも今日は他も全てしっかりしていた。積極的にプレーしていたし上り調子だった」「試合毎によくなっている。ここまでは順調。今日はまた一番いい状態だったと思う」と語ったという。

一方のアルボットは、フォアハンドストロークを武器にしており、体格には恵まれていないがスタミナがあり、コートカバーリングが広いバランスのとれたオールラウンダー。ランキングでは91位につけており、今大会ではビヨン・フラタンジェロ(アメリカ)に6-4、6-3、第3シードのジョン・イズナー(アメリカ)には7-6(5)、3-6、6-3で勝ち上がってきている。

また「ニューヨーク・オープン」は、昨年まで「メンフィス・オープン」として開催されていたATP250の大会で、チャレンジャーツアーよりも一段階高いレベルの試合も繰り広げられている。

テニスデイリーでは、サイト上で試合速報を行う予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ニューヨーク・オープン」2回戦のときの錦織圭

(Photo by Rich Graessle/Icon Sportswire via Getty Images)