「stay hungry stay foolishのスピーチ」人の脳は50才くらいで完成されると聞いたことがあるけど、それ以前に自分の価値観のようなものが凝り固まってしまい、脳のアップロードをやめてしまう傾向が人間にはあるように思う。わから…

「stay hungry stay foolishのスピーチ」

人の脳は50才くらいで完成されると聞いたことがあるけど、

それ以前に自分の価値観のようなものが凝り固まってしまい、脳のアップロードをやめてしまう傾向が人間にはあるように思う。

わからない事を認めたり、努力してもかなわなかったことへの可能性を肯定することは容易ではない。

自分はここまでだ、物事はこういう物だと決めつける姿勢は、後輩や子供の質問に答えるときなど、ある程度は格好がつくけど、

それを越えて探求を続ける人とあったときに感じる惨めさのような感情から、本能的にコミュニティを限定してしまい、可能性を縮めるスパイラルにはまってしまう。

どんなに簡単なことでも、その本質を理解することはとても難しい。

自分がわからない事を認め、向上しようとし続ける姿は、その時の社会的立場によって、立派にも滑稽にもみえてしまう。

向上をとめた人が自分の存在意義を見いだそうとするとき、この滑稽を周囲に知らしめることでそれを満たそうとするケースがある。

それを振り切って、hungry foolishで居続ける事ができたとき、その時代に求められる何かを成し遂げる可能性がうまれる。

きっと、スティーブジョブズさんはそんな事を若者に伝えたかったのではないかと、僕は思う。

和田賢一