ロジャー・フェデラー(スイス)が、2月に行われるオランダのロッテルダムで開催される「ABN AMRO ワールド・テニス」に出場する。大会公式サイトが7日に明らかにした。結果次第で同選手が世界ランキング1位に返り咲くかもしれない。フェデラーは…

ロジャー・フェデラー(スイス)が、2月に行われるオランダのロッテルダムで開催される「ABN AMRO ワールド・テニス」に出場する。大会公式サイトが7日に明らかにした。結果次第で同選手が世界ランキング1位に返り咲くかもしれない。

フェデラーは今年、ATP(男子プロテニス協会)ツアーの大会ではグランドスラムの「全豪オープン」にだけ出場して、優勝。ランキングでも、2月5日付けで2位、レース・トゥ・ロンドンでも1位につけるなど、見事なスタートを切った。

その中で、フェデラーは「ABN AMRO ワールド・テニス」への出場を決めており、コートに再び姿を現す。

さらに、同選手の「ABN AMRO ワールド・テニス」の結果次第では1位を手にする可能性がある点も注目だ。フェデラーは現在ランキングでは2位につけており、1位のラファエル・ナダル(スペイン)の9,760ポイントに対して9,605ポイントと、155ポイント差。準決勝まで勝ちあがれば、ランキングのトップに再び上り詰める見通しとなっている。

他方で、同大会については、現在までに、公式サイトのプレーヤーのリストに、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、ダビド・ゴファン(ベルギー)らが顔を並べており、競争も激しいものになりそうだ。

フェデラーは「『ABN AMRO ワールド・テニス』は自分にとって特別な大会です。1999年に、最初の最高レベルの大会として、初めて出場したことを覚えています。45周年を記念する大会に出場するのもいい気分です」と話したと、大会公式サイトは明らかにしている。

また大会ディレクターのリカルト・クライチェク氏は「ロジャーが直前に『ABN AMRO ワールド・テニス』への出場を選択してくれたことは大変嬉しいです。『全豪オープン』でのすばらしい結果の後、ロッテルダムでの本大会に臨んでくれるというのは大変なニュースです。いわば、我々の大会の歴史を祝う王冠です」と、公式サイトを通じてコメントした。

「ABN AMRO ワールド・テニス」は2月12日から18日にかけての1週間にわたって、開催される予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」を終えてスイスに帰国したフェデラー

(Photo by Remy Steiner/Getty Images)