男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ」ワールドグループ1回戦、日本対イタリア(2月2~4日/日本・岩手県/屋内・ハードコート)は日本の1勝3敗で幕を閉じた。初日の第1試合、ダニエル太郎(日本/エイブル)はイタリアのエースであるファビオ・フォ…

男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ」ワールドグループ1回戦、日本対イタリア(2月2~4日/日本・岩手県/屋内・ハードコート)は日本の1勝3敗で幕を閉じた。

初日の第1試合、ダニエル太郎(日本/エイブル)はイタリアのエースであるファビオ・フォニーニ(イタリア)と対戦。格上に対しフルセットまで食らいついたが、敗れた。

第2試合では杉田祐一(日本/三菱電機)がアンドレアス・セッピ(イタリア)と対戦。この試合もフルセットにもつれ込むが日本のエースが底力を見せ、最終セットのタイブレークを制し勝利。初日は1勝1敗のイーブンとした。

2日目に行われたダブルスでは昨年「楽天ジャパンオープン」を制した内山靖崇(日本/北日本物産)/マクラクラン勉(日本)が登場。一方のイタリアは当日にペアを変更。初日にフルセットを戦ったフォニーニを投入し、シモーネ・ボレッリ(イタリア)との2015年に「全豪オープン」で優勝したペアで勝ちを取りに来た。

この試合も3時間37分と長丁場になったが、セットカウント1-3で日本は敗れた。

最終日は杉田とフォニーニのエース対決。なんとフォニーニは3日連続での出場となった。1回戦突破に向けて望みを繋げたい杉田だったが、4時間を超えるフルセットの激闘の末敗れ、日本は敗退が決まった。

しかし日本代表は既に前を向いている。杉田はTwitterで「盛岡の皆さん沢山のご声援ありがとうございました。そして見に来てくれた子供達!!次は君たちの番だ!!何か少しでも伝われば幸せです」と投稿。

内山は「この経験を個人戦、今後のデ杯で生かしていけるようにこれからも頑張っていきます」と投稿し、ダニエルも「負けたけど個人的には久しぶりに、またいつか結果が出てきそうなのを信じ始められる感じがしました!チームのレベルも確実に上がってる!」と前向きだ。

昨年に続きプレーオフでワールドグループ残留を目指すことになった日本だが、来年はベスト8、そしてそれ以上の結果に期待したい。(テニスデイリー編集部)

※写真は「デビスカップ」1回戦に臨んだ日本代表チーム

(Photo by Kiyoshi Ota/Getty Images)