2017年12月30日平塚(3日目)KEIRINグランプリ2017【GP/11R=S級・KEIRINグランプリ2017】1/新田祐大(福島90期)いつも通りの走りをすれば結果は付いてくる。2/三谷竜生(奈良101期)ダービーの再現、桑原さん…

2017年12月30日
平塚(3日目)KEIRINグランプリ2017

【GP/11R=S級・KEIRINグランプリ2017】



1/新田祐大(福島90期)
いつも通りの走りをすれば結果は付いてくる。



2/三谷竜生(奈良101期)
ダービーの再現、桑原さんとワンツー決める。



3/平原康多(埼玉87期)
調子が良かった前半戦のセッティングに戻す。



4/深谷知広(愛知96期)
痛めた腰は大丈夫、全部を出し切ってゴールしたい。



5/諸橋愛(新潟79期)
平原君、武田さんの3番手でチャンスを待つ。



6/桑原大志(山口80期)
三谷君との連結を外さないように集中してマーク。



7/渡邉一成(福島88期)
新田君の「頑張る」という言葉で任せることにしました。



8/武田豊樹(茨城88期)
これまで何回も連携している平原君任せです。



9/浅井康太(三重90期)
中部のワンツーが最高の結末、番手で援護する。

現在、競輪界No.1と言ってもいいであろう同県・福島の新田ー渡邉の北日本ライン。
平原と武田の鉄板コンビに、平原の番手で今年、好成績を残した諸橋が3番手で関東ラインを形成。
そして、これまた連携多数で、ドリームシーカーでも気心知れた深谷ー浅井の中部ライン。
爆発力を秘めているのが、5月のダービーで連携してワンツーを決めた三谷ー桑原の西日本ライン。
一発勝負のビッグレース、勝利の女神は誰に微笑むのか?



並びは26・49・385・17の四分戦。
大観衆の声援が飛び交う中、レースは静かに動く。


青板第3コーナー、まずは新田が上昇。
そして、赤板に入るタイミングで、平原を頭にした関東ラインが前へ踏んだ。
第2コーナー過ぎ、三谷・桑原の西日本ラインが下がり、関東ラインが前団に収まる。
しかし、すかさず中部コンビが強襲。


打鐘で、深谷と浅井が主導権を握った。
ラスト1周、49・385・26・17の順で、HSを通過。


1度、引いた形になった三谷と桑原が猛チャージ。
だが、3番手の平原がこれを察知して縦に踏む。
後団から驚異のスピードを誇る新田も遅ればせながら上がってきた。
第4コーナー、最後のチャンスと、諸橋が内を突く。
この際、浅井と接触して、その弾みで内へ倒れる。
諸橋の左前方の深谷、左後方の桑原も共に落車。
このアクシデントにも浅井は怯まずにラストスパート。
落車を巧みに回避した武田も必死に追うものの届かず。
浅井は2015年以来のグランプリV、2着に武田。
3着は落車後に三谷と競り合った新田となった。






優勝/浅井康太(三重90期)
今年は結果という結果を残せなかったので、このグランプリに懸けていた。
開催が始まってからも落ち着いて生活できていた。
ゴールした時に2年前(グランプリ初優勝)を思い出しました。
深谷君が落車してしまったのは本当に残念なんですけど。
初めてのグランプリ(2012年)も深谷君が先行。
結果、自分が3着で、幸二さん(山口=岐阜62期・引退)が優勝。
今回は幸二さんが解説者で、幸二さんの記録(グランプリ優勝2回)に並べて凄い嬉しいです。
中部の偉大な先輩に追い付けた。
あとは裕仁さん(山田=岐阜61期・引退、グランプリ優勝3回)に追い付けるように頑張ります。
競輪業界で凄い勉強させて貰って、凄い成長させて貰っている。
そして、周囲に支えられてる自分がいるので、こういう風に結果を残せればと思ってます。




[共同会見]
深谷君がいいレースをしてくれたので、自分が勝つことができました。
本当にグランプリのためにやってきた1年だったので、勝負できて良かったです。
深谷君と話して、中団は取れないだろう、前か後ろと話してました。
深谷君を信頼、落ち着いて駆けてたし、徐々に上がって、これは捲りづらいだろうなって。
新田君と平原さんが見えたから前に踏ませてもらったんですけど。
そのタイミングで諸橋(愛)さんに突っ込まれて、車体故障したけど最後まで踏み切れて良かった。
バンクでは声援しか聞こえなかった、3周くらいまで楽しんで、そこからはレースに集中しました。
三重の仲間や中部の仲間、家族などに支えのおかげで優勝できたと思う。
自分はグランプリを初めて獲った時に泣いているので、今回は泣かないと思ったけど。
やっぱり、我慢できなかったですね。
来年は1年間、1番車は背負う……競輪で1番車のユニホームは一番かっこいいと思ってる。
だから、一番かっこいいレースをできるように頑張りたいですね。
今年はグランプリまで不甲斐ない結果だったんですけど、最後に優勝することができました。
まだまだ進化し続けるので、これからも見続け下さい。


【F1/10R=S級決勝・寺内大吉杯】

1/成田和也(福島88期)
2/脇本雄太(福井94期)
3/山田英明(佐賀89期)
4/松岡貴久(熊本90期)
5/東口善朋(和歌山85期)
6/小川勇介(福岡90期)
7/吉田敏洋(愛知85期)
8/北野武史(石川78期)
9/和田真久留(神奈川99期)


10RはS級決勝の寺内大吉杯。


最終周回の第1コーナーで6選手が落車。
残った吉田、松岡、北野の順で、ゴールラインを駆け抜けた。
だが、審議の結果、吉田が失格。
繰り上がりで、松岡が1着、北野が2着。
落車再乗で山田、小川、成田が完走。
山田が3着となった。




優勝/松岡貴久(熊本90期)
取れた位置からと思ってました。
今年は落車が多くて、キツイ状態だった。
でも、こういう節目で勝てたのは良かった。
落車があったので何とも言えない感じですけど。
色々と試行錯誤していて、ちょっと分かってきたところがある。
まだまだ差はあるけど、引き離されないように頑張りたいですね。