ロジャー・フェデラー(スイス)にとって、2017年は36歳という年齢も鑑みれば、たいへんに、輝かしいものだったろう。2つのグランドスラムを含む7つのタイトルを手にしただけではなく、男子プロテニス協会ATPのカムバックプレーヤーオブザイヤーな…

ロジャー・フェデラー(スイス)にとって、2017年は36歳という年齢も鑑みれば、たいへんに、輝かしいものだったろう。2つのグランドスラムを含む7つのタイトルを手にしただけではなく、男子プロテニス協会ATPのカムバックプレーヤーオブザイヤーなど3つもの賞を受賞するなど、表彰面でも目立った。

その中で、フェデラーを称える動きはまだやみそうにない。このほどさらに、同選手はスイスのスポーツ賞の「スポーツマンオブザイヤー」に選ばれ、また一つ新たな受賞歴をキャリアに書き加えた。スイススポーツアワードの公式サイトが明らかにした。

フェデラーは現在、世界ランキングでは2位と、王者であるナダルに次ぐ位置につけており、昨年の膝の手術を理由にしたツアー離脱からのカムバックを見事に果たした。ランキングも、2017年1月2日時点では16位だったところを、順調に上げてきた経緯があり、順位でもカムバックを果たしたと言ってよさそうだ。

今回、そのフェデラーが受賞したスイスの「スポーツマンオブザイヤー」では、マウンテンバイクのニノ・シューターやアルペンスキーのベアト・フォイツを抑えてテニス選手のフェデラーが受賞し、スイス国内でも健在な同選手の人気ぶりが改めて示された。

フェデラー自身もTwitterで受賞を報告。「受賞は光栄です。それなくしては、今の地位も自分自身もなかった、チームのみんなと共有します。ありがとうございます」と投稿した。(テニスデイリー編集部)

※写真は2017年の「ウィンブルドン」優勝者ディナーに姿を現したロジャー・フェデラー

(Photo by AELTC - Pool / Getty Images)