レアル・マドリードのベルギー代表GKクルトワがベンフィカ戦の前日、「それは同性愛者嫌悪の侮辱であり、同じように深刻な問題…
レアル・マドリードのベルギー代表GKクルトワがベンフィカ戦の前日、「それは同性愛者嫌悪の侮辱であり、同じように深刻な問題だと思う」と、ビニシウスに対して『猿』ではなく『マリコン(ホモセクシュアル)』と言ったというベンフィカMFプレスティアーニの主張を非難した。
Rマドリードは25日にホームで行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントプレーオフ第2戦でベンフィカと対戦する。クルトワがこの大一番の前日会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えた。
クルトワはその際、ビニシウスに対する人種差別疑惑により、UEFA(欧州サッカー連盟)から暫定出場停止処分を受けたベンフィカMFプレスティアーニについて、「サッカー界にとって、このような問題を終わらせるための絶好の機会が訪れているんだと思う。僕たちはビニシウスが話してくれた内容を皆が知っている。個人について話したいわけではない。サッカーではピッチ上だけでなく、スタジアムでも、そうした問題は何度も起きてきたからね。もうこの問題を終わらせるべきだ。最終的にUEFAが決めるべきことであり、選手は重要ではない。でも僕はこれが良いメッセージだと思っている」と見解を述べた。
この問題は第1戦でビニシウスがプレスティアーニに『猿』と言われたと主審に告げたことで大事に至った。しかし、プレスティアーニが『猿』ではなく『マリコン(ホモセクシュアル)』と言ったと主張しているという報道があり、選手同士でもめている別の場面では口元を隠さず、ビニシウスに対して問題の言葉を叫んでいるように見える映像もある。
クルトワはこれを受け、もしビニシウスに対する侮辱が『猿』ではなく『マリコン(ホモセクシュアル)』だった場合、どのような違いがあるかという質問を受け、「確かに試合後、例えばオーレリアン(チュアメニ)は選手がそう言ったようだとコメントしていた。でもそれは同性愛者嫌悪の侮辱であり、同じように深刻な問題だと思う」と非難した。
さらにベンフィカサポーターがビニシウスに対し、猿のようなジェスチャーをしていたことについては、「試合中のベンフィカのスタンドの映像を見たけど、スタジアムであんな光景を見るのは嘆かわしいことだ。選手の好き嫌いはあっても、あのようなジェスチャーをするのは本当に嘆かわしい」と残念がっていた。
またクルトワは、ベンフィカの訴えが認められて出場停止処分が撤回され、プレスティアーニが最終的にRマドリードとの第2戦に出場できるようになった場合、あいさつを拒否するかという質問に対し、「そのことについて選手同士で話し合っていない。チームの決断を見るつもりだ」と答えるにとどまった。(高橋智行通信員)