<オープン戦:日本ハム5-2阪神>◇23日◇名護阪神今朝丸裕喜投手(19)が“1軍デビュー”をパーフェクトで飾った。23…

<オープン戦:日本ハム5-2阪神>◇23日◇名護

阪神今朝丸裕喜投手(19)が“1軍デビュー”をパーフェクトで飾った。23日の日本ハム戦(名護)でプロ初のオープン戦登板。0-1の3回に2番手でマウンドに上がると、威力ある直球とスライダーを軸に、わずか9球で3者凡退に抑えた。「一番は真っすぐで、ゾーンで、勝負できたのが一番よかった」。チームの沖縄キャンプ最終試合で、高卒2年目右腕が強烈なインパクトを残した。

回ををまたいだ4回のマウンドは予定外の“おかわり”だった。藤川球児監督(45)は「本当は1イニングで終わりだったんですけど、次がレイエス選手だし、もう一つ挑戦してみて」と説明。先頭で昨季の本塁打王レイエスと対戦し、初球144キロの直球で空振り。最後は101キロの超スローカーブを外角低めに決め、バットに空を切らせた。

伸び盛りの新星に即興の英才教育を施した指揮官は「この経験を覚えてるでしょう。良い4つのアウトでしたね」とうなずいた。トータル1回1/3を完璧に抑えた今朝丸は「自信になりました。うれしい気持ちはあるけど満足せず、次は真っすぐで三振を取れるように」と進化に貪欲あった。

日本ハム先発はローテの一角を担う達孝太投手(21)。昨年デビューから先発7連勝を飾るなど成長著しい高卒5年目の本格派右腕に、藤川監督は今朝丸を重ねた。「進み具合が1つのモデルになるかもしれませんからね。何年かしたらそういうものが見えてくるかも、といったようなシーンでしたね」。達ロードを歩め。ここにも指揮官の大きな期待がこもっていた。

24年ドラフト2位で報徳学園(兵庫)から入団。昨季は2軍公式戦に9試合先発して5勝を挙げ、今キャンプは主力中心の宜野座組スタートを勝ち取った。「一番いい経験になったのは本当に今日の試合。次のレベルアップに進んでいこうと思います」。虎の強力先発陣の壁は厚いが、アピールを重ねて一角を奪いにいく。【村松万里子】