<オープン戦:日本ハム5-2阪神>◇23日◇名護5年ぶり加入の日本ハム西川遥輝外野手(33)が復帰1号を放った。1点リー…

<オープン戦:日本ハム5-2阪神>◇23日◇名護

5年ぶり加入の日本ハム西川遥輝外野手(33)が復帰1号を放った。1点リードの4回1死、カウント2-1から阪神左腕岩貞のスライダーを捉え、右翼スタンドに運んだ。オープン戦チーム1号に「たまたま前に飛んで、いい角度で上がってくれたんでね。結果としては良かったなと思います」と振り返った。

今キャンプでは新庄監督から打撃フォームの改良を提案され、挑戦中。ポイントは、当てて出塁するスイングから、三振してもいいから長打をかっ飛ばすこと。指揮官はキャンプ中に西川から「追い込まれてから当てにいっていいですか」と相談されても「ダメ」と一蹴。「三振してもいいから今のを続けなさい」と伝えた。この日は2三振も、新庄監督は「だろうね。いいんです。その代わり長打が出てきたし。ここからです」と進化を期待した。

ヤクルトを戦力外になり、引退を覚悟した状況からの日本ハム復帰。盗塁王4度、ベストナイン2度の実績を誇るベテランが、はい上がるために貪欲だ。指揮官の助言でヘッドの位置、グリップの握り方、スタンス、振り方まで一新。西川は「今は本当に言われたことをやっているという段階。何が良くて何が悪いかというのをちゃんと自分で把握できるようになるまで、まだ時間がかかると思う。量をこなすしかない」。ひた向きに取り組む33歳に新庄監督は「単打は見飽きてる。新しい西川遥輝君を見たい」。年長者のチャレンジが、チームに心地よい緊張感を、もたらしている。【永野高輔】