◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 女子フリー(19日、ミラノ・アイススケートアリーナ) ショートプログラム…

◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 女子フリー(19日、ミラノ・アイススケートアリーナ)

 ショートプログラム(SP)1位から出た初出場の17歳、中井亜美(TOKIOインカラミ)が銅メダルを獲得。女子では2010年バンクーバー五輪で銀メダルを獲得した浅田真央の19歳を塗り替え、前回北京大会銀メダルの鍵山優真の18歳も超え、フィギュアスケートで日本最年少メダリストとなった。

 現地からの一問一答は以下の通り。

 ―楽しめましたか?

 「すごく楽しかったです」

 ―緊張はありましたか?

 「いや、なんか今までの試合よりもなくて、本当に結構緊張ゼロの形から始まったので、本当にいつも通りの自分というか、本当にいつも通りの感覚で挑めたので、そこは良かったなっていう風に思ってます」

 ―演技後からメダルが決まるまでの気持ちは?

 「アクセルを決められてすごくうれしかった部分もありますし。ルッツの方で失敗してしまった部分があって、正直悔しさもほんのちょっとあって、どうなるかなっていう風に思っていて。点数が出て自分の順位がどこに書いてあるか分かんなくて、どこだろうって探してて。『あ、ダメだったのかな』って思って自分の名前の横見たら『3』って書いてあったので、そこでやっと初めて銅メダルっていうのを見れて本当にびっくりしましたし、正直現実なのかなっていう風に疑いました」

 ―表彰台から見た景色はどうでしたか?

 「本当に今までの試合の中で一番輝いてる景色でした」

 ―ご家族にはどう報告しますか?

 「家族がちゃんと見えました。本当にたくさん応援してくれてるのを感じれましたし、ちゃんと会ってメダルを見せてあげたいです」

 ―練習でアクセルを苦戦してた中で、本番はどう挑みましたか?

 「やっぱり今日は緊張がなかったっていうのもあると思いますし、最後まで自分を信じ切るっていうのも大切なんだなっていうのを今回学びました」

 ―五輪で2回トリプルアクセルを決められたことについて、どう感じますか?

 「正直今までの試合で両方決めるっていうのがなかった状態だったので、今回この舞台で2本しっかり決めるっていうのがちゃんとできたのが、とても良かったなと思います」

 ―中庭先生も泣いていらっしゃいましたが。

 「ちゃんと泣いてるのを見たことがなかったので、こうやってちゃんとメダルをとれて喜んでる姿を見れて本当に嬉しいなっていう風に思いました。『本当にありがとう』っていう風に言われましたし、『まずここの舞台に連れてきてくれてありがとう』っていうのをSPの前から言ってくださっていて、今こうやってメダルを一緒に獲得できて本当に嬉しいです」

 ―夢だった五輪舞台はどうでしたか?

 「思ってる以上にすごく楽しくて、キラキラしている舞台だったなっていう風に思います」

 ―この数年間をどう振り返りますか?

 「正直オリンピックに最初出るとは思っていないとこから始まって、今こうやってメダルをかけてるっていう事実にすごく嬉しく感じますし、本当に今までのけがだったり、いろんな道のりが無駄じゃなかったんだなっていうのを今感じています」。

 ―憧れの浅田真央さんと同じオリンピックの舞台でトリプルアクセル決めて、それでメダルも獲得しましたが、心境はいかがですか?

 「この舞台でトリプルアクセル決めるっていうのが一番の目標だったので、今こうやってその舞台で着氷できてるのもすごくうれしいですし、本当に夢だったメダルっていうのを獲得できて本当に嬉しい気持ちでいっぱいです」

 ―最終滑走で出て行く時のポイントはありますか?

 「今までの試合の中ですごく雰囲気も良かったですし、皆さんがたくさん励まして送り出してくれたので、本当にそのおかげで緊張もなくなりましたし、すごくワクワクの気持ちでしっかりと挑めました」。

 ―坂本選手と何かお話しをされましたか?

 「はい。やっぱり、花織ちゃんもすごく悔しそうで。やっぱり泣いていたので、正直自分自身もすごく悲しかったですし、花織ちゃんが頑張ってる姿っていうのを、横で見てきていたので。その中でもしっかり自分に『おめでとう』って『すごいよ』っていう風に言ってくれたので、本当にうれしいなっていう風に思います」

 ―4年後も戻ってきたいですか?

 「はい」

 ―ジュニア時代に島田選手と戦ってきた経験は生きていますか?

 「しっかりと戦ってきて、勝負強さだったり、挑む気持ちだったりも、麻央ちゃんのおかげで変わってきた部分もあると思うので、本当に感謝したいです。4年後は麻央ちゃんと一緒に出れるように頑張りたいと思います」

 ―メダルについては考えないで滑り始めたんですか?

 「考えちゃうとどうしても自分の演技ができなくなってしまうので、メダルはあとに置いておいて、まずは自分のしっかりとトリプルアクセルを決めて、本当に楽しむっていうのだけを考えてました」

 ―新潟から千葉へ越した決断とか、今振り返っていかがですか?

 「本当に千葉に来て正解だったなっていう風に思います。もちろん新潟の先生たちも本当にしっかりと育ててきてくださったので、それが今こうやって生きてると思うので、本当に新潟と千葉に、本当に感謝したいです」。

 ◆中井 亜美(なかい・あみ)2008年4月27日、新潟市出身。17歳。5歳からフィギュアスケート始め、千葉・南行徳中2年時の22年全日本選手権で4位。23年世界ジュニア選手権銅メダル、24年GPファイナルで銅メダル。シニア転向後の25年、GPシリーズフランス大会でGPデビューV。GPファイナル2位、全日本選手権で4位。21年に新潟市から千葉に拠点を移し「MFアカデミー」で中庭健介コーチに師事。千葉・勇志国際高の通信制コースに通う。150センチ。