◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード(18日・リビーニョ・スノーパーク) 【リビーニョ(イタリア)18日=宮下京香】…
◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード(18日・リビーニョ・スノーパーク)
【リビーニョ(イタリア)18日=宮下京香】スノーボード男子スロープスタイル(SS)の決勝が行われ、23年世界選手権金メダルで初出場の長谷川帝勝(たいが、20)=TOKIOインカラミ=が82・13点で銀メダルを獲得した。
7日に行われたビッグエア(BA)は予選を5位通過したものの、決勝では11位。金メダルの木村葵来(きら、ムラサキスポーツ)、銀メダルの木俣椋真(ヤマゼン)に“主役”の座を譲ったが、SSでメダル候補の意地を見せた。
「ほんとに1番は結構ホッとしたというか、結構ビックマウスの割に結果も出せなくて、ちょっと不運とかも重なって結果も出せてなかったり。でもそれでも諦めずに滑り込んで努力を続けて、小さなことをコツコツとこうやった結果が実を結んで。努力できる環境を作ってくれたのは、やっぱり周りの人たちのおかげだし、そういう人たちのおかげでここにシルバーメダリストとして立ててるので、すごい感謝の気持ちとほっとした気持ちっていう両方の気持ちがあります」と喜んだ。
「タイガ」の名はゴルフで米ツアー歴代最多タイの82勝を誇るタイガー・ウッズ(米国)や虎に由来する。「強い名前をつけたい」というスポーツ好きの父・俊介さんの思いがあった。
21~22年シーズン後半からSS、22~23年シーズンからBAのW杯に参戦。22年北京五輪は左足首骨折の影響で出られなかったが、23年の世界選手権BAで日本人初の金メダルを獲得。同年9月には世界最高難度の大技で5回転半する「1980」を世界で初めて4方向全てで成功して世界に名をとどろかせた。
25年1月のXゲームBAではキャブ(利き足と逆脚を前に反対の足を前に体の前側に回るスピン)で6回転する2160を決めるなど、グングン進化を遂げてきた20歳が、五輪の大舞台でも実力を証明した。
「ほんとに、自分の生き生きとした滑りを一番は見せたいと思ってて、結果的にはお父さんとお母さんの前でメダルを取れたっていうのは、すごい嬉しくも思うし、いい親孝行できたかなとも思ってます」
◆長谷川 帝勝(はせがわ・たいが)2005年10月23日、愛知・岩倉市生まれ。20歳。4歳でスノーボードをはじめ、23年3月の世界選手権BAで日本人初の金メダルを獲得。24年W杯第1戦スイス大会BA優勝、25年W杯第3戦オーストリア大会BA優勝。159センチ、60キロ。