◆第43回フェブラリーS・G1(2月22日、東京競馬場・ダート1600メートル) 第43回フェブラリーS・G1に、チャン…
◆第43回フェブラリーS・G1(2月22日、東京競馬場・ダート1600メートル)
第43回フェブラリーS・G1に、チャンピオンズC・G1で牝馬として10年ぶりに勝ったダブルハートボンドが参戦する。鞍上はサウジCでフォーエバーヤングに騎乗し連覇を達成したばかりの坂井瑠星騎手(28)=栗東・矢作厩舎=でG1昇格以降、牝馬で初Vの偉業に挑む。そのチャンピオンズCで9センチ差で2着に敗れたウィルソンテソーロも、虎視たんたんと逆転を狙う。
歴史に名を刻んだばかりの騎手を背に、偉業へ挑む。牝馬として10年ぶりにチャンピオンズCを勝利したダブルハートボンドは、14日のサウジCをフォーエバーヤングとともに連覇を達成した坂井の手綱で、当レース牝馬初Vに挑む。新馬からコンビを組み8戦7勝、2着1回で連対率は100%。大久保厩舎の昨年38勝のうち、トップの12勝を占めている鞍上に、大久保調教師は「デビューからずっと手綱を執っているジョッキーで、癖も知っているからね」と改めて期待した。
大久保師が「最初からいいものを持っていた」と素質が光る一頭だったが、脚元の不安と常に隣り合わせだった。「キャンターでさえ怖さはあるが、馬も走り方もしっかりしてきた」。厩舎一丸で大事に磨き上げた結果が、G1初挑戦となった前走でのタイトル獲得につながった。
そのチャンピオンズCは、道中は逃げ馬2頭を見る形でじっくり進み、最後はウィルソンテソーロとの一騎打ちをわずか9センチ差で制した。初の大舞台でも堂々の勝ち方を見せた愛馬に、大久保師も「弱いところを上回る力を持っている」とうなずく。
全休日明け17日は、栗東・CWコースをキャンターで駆け抜け調整。坂井が騎乗予定の最終追い切りに備えた。「状態はいつもと変わらない。いいところは伸ばそうとやっている」とトレーナー。牝馬では史上初となる秋春ダートG1制覇へ、もうひと工夫施す。(松ケ下 純平)