ボクシングの2025年年度間優秀選手表彰式「JAPAN BOXING AWARDS2025」が17日、東京ドームホテル…
ボクシングの2025年年度間優秀選手表彰式「JAPAN BOXING AWARDS2025」が17日、東京ドームホテルで行われ、年間最高試合賞(世界戦)に25年3月13日に両国国技館で行われたWBA&WBC世界フライ級王座統一戦・寺地拳四朗(BMB)―ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)戦が選出された。
寺地は昨年12月27日、3階級制覇を懸けてIBF同級王者ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)に挑戦する予定だった。両者とも前日計量をパス。しかしガルシアが公開計量後に体調を崩し、脱水症状と診断されて試合は中止となった。
寺地は受賞スピーチで「ユーリ選手とは本当に激闘しまして、あの試合でこれがもらえたのは本当に光栄です」と喜びを語ると、「最近の試合でいいますとサウジの試合があって、すごく相手が本当に強かったんですけど…あ、試合なかったんや。あー、すいません」とノリツッコミで自虐ネタを披露した。
年間最高試合賞に輝いたWBC王者・寺地とWBA王者・阿久井による史上3度目の日本人世界王者同士の王座統一戦。11回までの採点は、ジャッジ2者が105―104で阿久井を支持、残り1者が106―103で寺地を支持していた。しかし最終12回、寺地が右ストレートをクリーンヒットさせると、左右の連打をたたみかけてレフェリーのストップを呼び込み1分31秒逆転TKO勝ち。井上尚弥(大橋)に続き日本人で史上2人目となる2階級での2団体統一を果たした。
ユーリ阿久井は「選手としては敗者でここに出てきてすごく悔しいが、試合を作り上げた身をしては多くの人に影響を与えられた。すごく光栄に思う。今はチャンピオンではないが、またチャンピオンを目指して頑張ります」と王座返り咲きを誓った。
この一戦は、ボクシング界で最も権威のある専門誌「THE RING(ザ・リング)」の年間表彰「THE RING AWARDS2025」でも、年間最高試合賞候補と年間最高ラウンド賞候補(12回)にノミネートされた。
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2025年度年間各賞は以下の通り。
【最優秀選手賞】 井上尚弥(大橋)
【技能賞】 井上拓真(大橋)中谷潤人(M・T)
【殊勲賞】 堤聖也(角海老宝石)
【努力・敢闘賞】 坪井智也(帝拳)
【KO賞】 矢吹正道(12月27日、フェリックス・アルバラード戦)
【新鋭賞】 高見亨介(帝拳)
【女子最優秀選手賞】 晝田瑞希(三迫)
【年間最高試合賞(世界戦)】 WBA&WBC世界フライ級王座統一戦・寺地拳四朗―ユーリ阿久井政悟戦(3月13日、寺地の12回TKO勝ち)
【年間最高試合賞(世界戦以外)】 日本ライトフライ級タイトルマッチ・高見亨介―川満俊輝(4月8日、高見の6回TKO勝ち)WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチ・斎藤麗王―渡辺海(7月31日、斎藤の3回TKO勝ち)
【女子年間最高試合賞】 WBA女子世界ミニマム級タイトルマッチ・黒木優子―鈴木なな子(6月26日、黒木の判定勝ち)
【最優秀トレーナー賞】 井上真吾(大橋)
【優秀選手賞】(2025年世界戦1勝以上の選手) 井上拓真、井上尚弥、高見亨介、武居由樹、堤聖也、寺地拳四朗、中谷潤人、松本流星、矢吹正道
【特別賞】
木村翔氏、京口紘人氏、重岡銀次朗氏、重岡優大氏、高山勝成氏、田中恒成氏、故・長野ハル氏、故・山崎照朝氏