ボクシングの2025年度年間表彰式「JAPAN BOXING AWARDS2025」が17日、東京ドームホテルで行われ…

 ボクシングの2025年度年間表彰式「JAPAN BOXING AWARDS2025」が17日、東京ドームホテルで行われ、WBO女子世界スーパーフライ級王者・晝田(ひるた)瑞希(29)=三迫=が4年連続4度目の女子最優秀選手賞に輝いた。

 壇上では威勢よくスペイン語で「Hola!(オラ!)」とあいさつしたが、観客から反応が全くなく思わず吹き出してしまった。受賞後の取材で「クソ恥かきました。誰も『フー』みたいな反応はなかった。まあ、いいメンタルトレーニングになりました」と苦笑い。4年連続のMVP受賞を「今年は1年間、本当に突っ走ったんで、さすがにもらえるかなとは思っていた。でもやっぱり、評価していただけることは本当にうれしい。自分にとっても自信にもなるし、プレッシャーにもなるんで、すごくありがたい」と喜んだ。

 2025年は1月、5月、8月、11月と米カリフォリニア州で防衛戦を行い、いずれも大差判定勝利を飾った。5月の4度目の防衛戦では、同階級最強を証明するリング誌の認定王座も獲得。WBOから5度の防衛を記念した指輪も贈られた。

 2025年を「去年は本当に地に足がついていない感覚で、ずっと自分が常に宙に浮いているような状態だった」と振り返り、「今年こそ、しっかり地に足をつけて、たくましくなれたらいいな。どんな状況でも自分の最善を尽くして、今年も頑張りたい」と意気込みを語った。

 1月30日(日本時間31日)にはボクシング界で最も権威のある専門誌「THE RING(ザ・リング)」の年間表彰「THE RING AWARDS2025」でも女子最優秀選手賞を受賞。23年に日本人で初めて男子最優秀選手に選ばれた井上尚弥(大橋)に続き、女子では初めて年間MVPを獲得した。「なんていうラッキーガールだと自分でも思うし。本当にあの場(ニューヨークでの表彰式)に行くまで(受賞を)知らなくて。選ばれないから大丈夫とか言って、スピーチも考えていなかった。本当にもうびっくり以外何もないし、本当に信じられないというか、夢のような感じでした」

 2026年も、やりたいことがたくさんある。「やっぱり統一戦をやりたい。日本でも試合できたらいいなっていうのは思っている。あとは、ずっと言ってるラスベガスに今年こそ行けたらいいなっていう風にも思っています」と目を輝かせた。

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 2025年度年間各賞は以下の通り。

【最優秀選手賞】 井上尚弥(大橋)

【技能賞】 井上拓真(大橋)中谷潤人(M・T)

【殊勲賞】 堤聖也(角海老宝石)

【努力・敢闘賞】 坪井智也(帝拳)

【KO賞】 矢吹正道(12月27日、フェリックス・アルバラード戦)

【新鋭賞】 高見亨介(帝拳)

【女子最優秀選手賞】 晝田瑞希(三迫)

【年間最高試合賞(世界戦)】 WBA&WBC世界フライ級王座統一戦・寺地拳四朗―ユーリ阿久井政悟戦(3月13日、寺地の12回TKO勝ち)

【年間最高試合賞(世界戦以外)】 日本ライトフライ級タイトルマッチ・高見亨介―川満俊輝(4月8日、高見の6回TKO勝ち)WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチ・斎藤麗王―渡辺海(7月31日、斎藤の3回TKO勝ち)

【女子年間最高試合賞】 WBA女子世界ミニマム級タイトルマッチ・黒木優子―鈴木なな子(6月26日、黒木の判定勝ち)

【最優秀トレーナー賞】 井上真吾(大橋)

【優秀選手賞】(2025年世界戦1勝以上の選手) 井上拓真、井上尚弥、高見亨介、武居由樹、堤聖也、寺地拳四朗、中谷潤人、松本流星、矢吹正道

【特別賞】

木村翔氏、京口紘人氏、重岡銀次朗氏、重岡優大氏、高山勝成氏、田中恒成氏、故・長野ハル氏、故・山崎照朝氏