◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽ノルディックスキー・複合 (17日、イタリア・プレダッツォ)  【バルディフィエメ(イタリア…

◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽ノルディックスキー・複合 (17日、イタリア・プレダッツォ) 

 【バルディフィエメ(イタリア)17日=松末守司】個人ラージヒルヒルが行われ、3大会連続メダルのベテラン渡部暁斗(北野建設)は、19位だった。

*  *  *

 前半飛躍(ヒルサイズ=HS141メートル)で125・5メートル19位。トップから1分50秒差でスタートした後半距離(10キロ)では、一時は順位を落としながらも巻き返し、19位に入った。

 五輪会場に入っても、なかなか調子が上がってこなかった。今大会初戦の個人ノーマルヒルでも11位。3大会連続でメダルを獲得してきた第一人者にとってはもの足りない結果に終わった。

 16日の公式練習では現状を「50%」と話しながらもジャンプ練習前のシミュレーションに工夫を加えるなど、最後まで求道者としてあがき続けている。

 競技への思いも背負って戦っている。複合は五輪存続の危機に直面している。次の五輪での実施が検討されている中での試合で、自身もSNSなどで競技の魅力、思いを発信し、視聴などをうながし存続に向けてアピールし続けている。

 飛躍で不完全燃焼の19位に終わっても「諦めずにベストを尽くすしかない。持っているものを全てクロスカントリーコースに置いてくるくらいの気持ちで、自分との戦いで走りたいかなと思います」と距離に臨んだ。順位を上げることはできなかったが、最後は会場の声援に応えながらゴールした。

 泣いても笑っても19日の団体スプリントが五輪の最終種目。季節外れの花を咲かせるため、最後まで戦い続ける。