ボクシングの2025年度年間表彰式「JAPAN BOXING AWARDS2025」が17日、東京ドームホテルで行われ…
ボクシングの2025年度年間表彰式「JAPAN BOXING AWARDS2025」が17日、東京ドームホテルで行われ、技能賞はWBC世界バンタム級王者・井上拓真(30)=大橋=、前WBC&IBF世界バンタム級王者・中谷潤人(28)=M・T=の2人が受賞した。井上拓は初受賞、中谷は2年連続2度目の受賞。
拓真は昨年11月24日、トヨタアリーナ東京で同級1位の那須川天心(帝拳)との同級王座決定戦で3―0の判定勝利を収め、1年1か月ぶりの王座返り咲きに成功した。
MVPに準ずる技能賞を獲得し「今は兄(井上尚弥)がいる以上はしょうがないですけど、これで満足せずに、MVPは狙っていきたいです」とニヤリ。2025年を「天心戦が決まってからは、充実していました。練習もそうですし、自分自身もすごい成長できたなっていう年でしたね。それに加えて、しっかり世界王者に返り咲くこともできたんで、1戦しかしてないですけど濃い1年でした」と振り返った。
2026年は「一番は(他団体王者との)統一戦がやりたい。それが叶わないのであれば、ファンが望むようなワクワクするようなカードをやっていきたい」という。
WBC同級5位には、井岡一翔(36)=志成=がランクされている。井岡は昨年12月31日の同級転向初戦で勝利すると、リング上で「井上拓真チャンピオンに挑戦させていただきたい。来年5月、井上尚弥選手と中谷潤人選手がドームで試合すると聞いている。そこで僕たちも盛り上げられたら」と拓真を“逆指名”した。
井岡の発言を受け、拓真は「それが実現できれば自分自身すごい楽しみ。名前を出していただけたのはすごくうれしく思う。自分自身も、やりたいっていう気持ちはやっぱあります」と呼応。兄・尚弥と同じく世界4階級を制覇した井岡について「自分が言うのもあれですけど、タイミングもいいし、本当に教科書通りの隙のないボクシングだなっていうのは感じましたね」と話すと、「技術戦、頭脳戦、本当になんか空間がピリつくような展開にはなりそうな気はしています。自分でもそういう試合は好きです」と自身との対戦を思い描いた。
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2025年度年間各賞は以下の通り。
【最優秀選手賞】 井上尚弥(大橋)
【技能賞】 井上拓真(大橋)中谷潤人(M・T)
【殊勲賞】 堤聖也(角海老宝石)
【努力・敢闘賞】 坪井智也(帝拳)
【KO賞】 矢吹正道(12月27日、フェリックス・アルバラード戦)
【新鋭賞】 高見亨介(帝拳)
【女子最優秀選手賞】 晝田瑞希(三迫)
【年間最高試合賞(世界戦)】 WBA&WBC世界フライ級王座統一戦・寺地拳四朗―ユーリ阿久井政悟戦(3月13日、寺地の12回TKO勝ち)
【年間最高試合賞(世界戦以外)】 日本ライトフライ級タイトルマッチ・高見亨介―川満俊輝(4月8日、高見の6回TKO勝ち)WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチ・斎藤麗王―渡辺海(7月31日、斎藤の3回TKO勝ち)
【女子年間最高試合賞】 WBA女子世界ミニマム級タイトルマッチ・黒木優子―鈴木なな子(6月26日、黒木の判定勝ち)
【最優秀トレーナー賞】 井上真吾(大橋)
【優秀選手賞】(2025年世界戦1勝以上の選手) 井上拓真、井上尚弥、高見亨介、武居由樹、堤聖也、寺地拳四朗、中谷潤人、松本流星、矢吹正道
【特別賞】
木村翔氏、京口紘人氏、重岡銀次朗氏、重岡優大氏、高山勝成氏、田中恒成氏、故・長野ハル氏、故・山崎照朝氏