◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽ノルディックスキー・ジャンプ 男子スーパー団体(16日、プレダッツォ・ジャンプ競技場) 【バ…
◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽ノルディックスキー・ジャンプ 男子スーパー団体(16日、プレダッツォ・ジャンプ競技場)
【バルディフィエメ(イタリア)16日=松末守司】エースの小林陵侑(チームROY)、二階堂蓮(日本ビール)で挑んだ日本は6位でメダル獲得を逃した。最終ジャンパーの試技中に雪が強まったため3回目は打ち切り。2回目までの結果が最終順位となった。
まさかの幕切れだった。最終3回目、二階堂蓮は138・5メートルの会心ジャンプで2位に浮上。逆転メダルへ一気に期待が高まった。ところが順位の逆順でスタートする最終ジャンパーが飛び始めると、雪が降り始めた。米国、スイスが飛んだところで雪が強まった。運営側とスロベニアのコーチ陣がゲートを上げ下げする判断もあり、ラージヒル金メダルのドメン・プレブツが飛ぶまで間が空いた。
プレブツ、ドイツのライムントと飛んだ後、さらに雪が強まり再び中断。スタートゲート脇で待機を強いられた選手は毛布にくるまるなどして対策をした。テストジャンパーが2人飛んだ後にポーランドのトマシャクが飛んだが、踏み切りのタイミング全く合わず失速。さらに雪が強まり、3回目試技の打ち切りが決まった。
混乱する場内を尻目に、メダルが確定したオーストリア、ポーランド、ノルウェーは大喜び。打ち切りを知らせるアナウンスが流れると、会場からはブーイングも起きた。皮肉にも中断が決まってからは雪が弱まった。
競技中の降雪は日本が金メダルを獲得した、1998年長野五輪のジャンプ団体を思い出させるような光景だったが、結果は全く異なるものとなった。二階堂は悔しさをこらえながら「これがオリンピックですね。そう思うしかない」とつぶやいた。幻となった3回目はノーマルヒル銅、ラージヒル銀の実力を示すに十分な138・5メートルをマーク。「1本目、2本目なかなかいいジャンプが出来なかったので、3本目にやっと合わせることが出来た」と納得の出来ではあった。小林と2人、金メダルを誓い合っていただけに、不完全燃焼の終わり方に、割り切れない思いは残る。「こういう形になってしまったので悔しさはもう通り越して、むしろ前向きになっていますね。まだシーズン続きますので、ここが全てじゃないので、次の試合に向けてまた1つ課題が出来て、それに取り組めるのはポジティブなことなのかなと思います」と前向きな言葉を並べた。