【バルディフィエメ(イタリア)16日=松末守司】17日に行われるノルディックスキー複合の個人ラージヒルに向けた公式練習…

 【バルディフィエメ(イタリア)16日=松末守司】17日に行われるノルディックスキー複合の個人ラージヒルに向けた公式練習が行われ、今季限りでの引退を表明している6大会連続五輪出場のベテラン、渡部暁斗(北野建設)は、辛口の自己評価で最終調整を終えた。

 風がめまぐるしく変わる難しい条件のなか、1回目に133・5メートルを飛んだ。2回目は129・5メートル、3回目は125メートルで終え「50点くらいですかね。これじゃチャンスないだろうなというところと、何か起こせたらと期待を込めての50点」と話した。

 残りは当日、オフィシャルトレーニングの1本しか調整機会はないが「昨日とかよりはいいジャンプもできているので、ポイントも絞れているところもありますし、明日、しっかりいい流れをつくって飛べれば(距離は)それなりの位置で折り返せそうだなというのはある」と望みは捨てていない。

 複合は五輪存続の危機にある。次の五輪での実施が検討されている中での試合になる。自身もSNSで競技の魅力、思いを発信し、視聴などを促してアピールしている。「狙って発言した部分もありましたが、コンバインドの放送時間が結構、日本時間のいい時間だったりしてXの方は反響ありましたね。見てくれる人もいるし、それで危機を知ってくれた人もいた。日本だけでもそれについて議論されるような状況になってくれそうな反応ではありましたね。いいレースを見せたいなと思います」と前向きに話した。