◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽ノルディックスキー・ジャンプ 女子個人ラージヒル(15日、プレダッツォ・ジャンプ競技場) 女…

◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽ノルディックスキー・ジャンプ 女子個人ラージヒル(15日、プレダッツォ・ジャンプ競技場)

 女子の最終戦となる個人ラージヒル(ヒルサイズ=HS141メートル)で、3つ目のメダルを目指した丸山希(北野建設)は8位で、初出場の五輪を終えた。伊藤有希(土屋ホーム)は14位、勢藤優花(オカモトグループ)は15位、高梨沙羅(クラレ)は16位だった。

 丸山の視線は早くも、フランス・アルプスで開催される30年五輪へと向いていた。1回目に128メートル、2回目は125メートルと飛距離を伸ばしきれなかった。ジャンプ陣最多となる3つ目のメダルには届かなかったが、表情は晴れやかだった。「悔しさもあるけど、こんなに清々(すがすが)しく終われると思っていなかったので満足。今日から4年後が始まる。パフォーマンスを上げて、またこの舞台に戻ってこられればいいな」と新たな誓いを立てた。

 個人ノーマルヒル、混合団体と2つの銅メダルを獲得した。「こんなに私、緊張するんだ」と初五輪の重圧を感じる中、支えとなったのは17年1月にがんで亡くなった母・信子さんの言葉だった。「何かで一番になりなさい」。父・守さん(61)は、信子さんの遺影を抱き、まな娘の飛躍を現地で見守った。

 「まさか自分の娘がメダリストになるとは思っていなかったと思う。メダル取ったよって伝えたい」と丸山。天国の母はいつも見てくれている。思いを力に世界の頂点へ挑み続ける。(松末 守司)