◆ミラノ・コルティナ五輪▽フィギュアスケート ペアショートプログラム(15日、ミラノ・アイススケートアリーナ) ペアの…

 ◆ミラノ・コルティナ五輪▽フィギュアスケート ペアショートプログラム(15日、ミラノ・アイススケートアリーナ)

 ペアのショートプログラム(SP)が行われ、初出場の「ゆなすみ」こと長岡柚奈、森口澄士(すみただ、木下アカデミー)組は2度の転倒があり、59・62点で19組中19位に終わった。スロージャンプでの転倒後、会場からは大きな励ましの拍手が響いた。演技後は森口が長岡の肩を抱き寄せねぎらった。

 中継局のインタビューの冒頭で「初の五輪の舞台。これまでの大会と違う部分はあったか」との質問に、長岡は「うーん…」と約15秒沈黙。「違った部分っていうのは、特になかったと思います」とぼう然とした表情を見せた。

 森口は「ミスもあって、もちろん悔しい思いもありながら滑っていたけど、せっかく2人でつかみとった五輪だから、ミスしても笑顔で立って、2人で乗り越えた先に観客のみなさんも一緒に勢いをつけてくださった。今まで聞いたことのない歓声。この五輪が特別なものになった。もちろん悔しさも2人の中にあるが、幸せな気持ちもある。たくさんの方の気持ちを感じながら滑れた。幸せだった」と振り返った。

 結成3季目の「ゆなすみ」ペアが五輪デビューを果たした。昨年9月、五輪最終予選(北京)で3位に滑り込み、日本として2枠目の五輪出場枠を獲得。優勝候補の三浦璃来、木原龍一(木下グループ)組とともに、日本フィギュアで初めて複数ペアの五輪出場を果たした。

 取材エリアで長岡は「たくさんの温かい歓声だったり拍手をしていただけた。感謝の気持ちと申し訳ないなっていう気持ちで今います」と思いを口にした。16日(日本時間17日)のフリーには進めなかったが、結成3季目で五輪の舞台に立った。2人の挑戦はまだ始まったばかりだ。