◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽デュアルモーグル(15日・リビーニョ) 【リビーニョ(イタリア)15日=宮下京香】五輪新種目…
◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽デュアルモーグル(15日・リビーニョ)
【リビーニョ(イタリア)15日=宮下京香】五輪新種目の男子デュアルモーグルが行われ、モーグルで2大会連続銅メダルの堀島行真(トヨタ自動車)が銀メダルをつかんだ。昨年の世界選手権銀の種目で、エースは今大会2つ目のメダルを手にした。
両親の影響で1歳からスキーに触れ、2学年上の姉・有紗さんの背中を追って小学4年からモーグルを始めた。幼い頃からの強い執着心があった。小1の夏休みは昆虫に“ドはまり”。毎日のように山へ付き添った父・行訓(ゆきのり)さんによれば「私が『あれオオクワガタかもしれんぞ』って言った瞬間、ムカデとかスズメバチがいる木の中に手を突っ込んだりする」。一度執着すると、とにかく一直線。小4で興味がモーグルに移ると、まるで昆虫採集をするように技術の習得に没頭した。
3大会連続の夢舞台。12日のモーグルでは決勝2回目にエアで世界最高難度の4回転する超大技「コーク1440」を駆使したが、悲願の金メダルに0・27点届かず。それでも日本男子初の2大会連続で表彰台に立った。1対1で競うデュアルモーグルに向けては「スピードの次元が一段階上がる。目や足、体の動きが、そこについて行くかが大事」と意識していた。
北京五輪の後は、女子代表の輝紗良(旧姓・住吉)さんとの結婚を発表し、第1子を授かった。3大会連続の五輪では、支えてくれる家族への「恩返し」を1つ掲げてきた。2つのメダルで思いを伝えた。