日本時間1月30日、チェコのオストラヴァで行われたWA室内ツアー・ゴールドのチェコ室内で、桐生祥秀(日本生命)が男子60…

日本時間1月30日、チェコのオストラヴァで行われたWA室内ツアー・ゴールドのチェコ室内で、桐生祥秀(日本生命)が男子60mに出場し、6秒53の室内日本新記録で優勝を飾った。世界室内選手権の標準記録6秒58も突破し、世界の舞台への切符を手にした。

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7年ぶりの日本記録更新

従来の日本記録は2019年に川上拓也とサニブラウン・アブデル・ハキームがマークした6秒54。桐生にとっては2017年に100mで日本人初の9秒台となる9秒98を記録して以来、7年ぶりの日本記録更新だ。2024年の初戦となった今大会での記録更新に、桐生は「日本新記録には満足しているし、まだまだ速く走れると思う」と手応えを語った。この冬シーズンは下半身を中心にフィジカル面を強化し、走り方にも新たなものを追求してきたという。

抜群のスタートで快勝

予選では6秒55の好タイムをマーク。約40分後に行われた決勝でも抜群のスタートを見せた。200mでドイツ記録を持つヨシュア・ハルトマンや、100mでU23欧州チャンピオンのヘンリク・ラーションを寄せつけない圧勝。2022年の日本選手権以降に休養を取り、2023年シーズンに復帰したものの、怪我や準決勝敗退など苦しい時期が続いていた桐生。この記録は、日本短距離界のエースとしての復活を示す一歩となった。

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世界室内選手権へ弾み

3月に行われる世界室内選手権の標準記録6秒58を突破したことで、再び世界の舞台で戦える可能性が近づいてきた。桐生は「世界室内やパリでも良い記録が出せるようにしたい」と、五輪イヤーへの意欲を示している。サニブラウンが2019年に6秒54を出した年、100mで9秒97をマークした。桐生にとっても100mでの9秒台、そして日本記録9秒95の更新に向けた幸先の良いスタート。復活への道のりは始まったばかりだ。