◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スピードスケート(14日、ミラノ・スピードスケート競技場) 【ミラノ(イタリア)14日=富張…
◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スピードスケート(14日、ミラノ・スピードスケート競技場)
【ミラノ(イタリア)14日=富張萌黄】男子500メートルが行われ、2大会連続出場の森重航(オカモトグループ)は、34秒62で10位に終わり、22年北京五輪に続く2大会連続のメダルには届かなかった。レースの感想を問われると「うーん、うん、まぁ」となかなか言葉が出てこず、涙を浮かべながら「4年間、積み上げててきたものというのが、ちょっと出し切れなかったという思いでいます」と言葉を絞り出した。
24位に終わった1000メートルから3日。本命種目の500メートルに臨んだ。最終15組で登場し注目を集めた。スタートは全体11番の9秒65とやや出遅れ。カーブ後の加速が持ち味だが、思っているスピードが出なかった。タイム、順位を確認すると「持っているものは出せたつもり。なんでだろう」とぼう然とした。
2大会連続メダルを目指し、24年にはチームを作った。練習メニューは全て自分で考案。できることは全てやってきた。納得した滑りをしたいと話していただけに「もちろん納得はできていない。なぜこうなったのかというのは、まだ考えられない」と険しい表情だった。
前回大会で銅メダルを獲得してから、日本短距離を引っ張ってきた。エースとして活躍が期待されただけに10位という結果に「W杯でも結果は出ていた。前回大会から修正した部分もあった。この大一番でできなかったというのは自分はすごく悔しい」と強化してきたことが発揮できずうつむいた。
この日メダリストとなった3人はいずれも五輪記録を更新。レース後は「また4年頑張って行ければ」と30年冬季五輪出場を視野に入れる。「強い選手はどこでも強い。自分ももう1、2段階成長しないとかなわない。次に取り組むとしたらまた何かを変えていけたら」と悔し涙をぬぐい、必死に前を向いた。