◆明治安田J2・J3百年構想リーグEAST―B▽第2節 大宮3―2札幌(14日・NACK5スタジアム大宮) J2北海道コ…
◆明治安田J2・J3百年構想リーグEAST―B▽第2節 大宮3―2札幌(14日・NACK5スタジアム大宮)
J2北海道コンサドーレ札幌が2年連続で開幕連敗を喫した。前半3分、今季公式戦チーム1号となるDF家泉怜依(26)のヘディングで先制。その後は決めては、追いつかれる展開となり、2―2で迎えた後半アディショナルタイム(AT)5分に決勝点を許した。痛恨の逆転負けで今季初勝利を逃したが、枠内シュート0本で敗れたいわきとの開幕戦から攻撃面は大きく改善され、今後に期待が持てる1敗となった。
またしても勝利の女神は札幌にほほ笑まなかった。2―2のまま、PK戦が選手たちの脳裏によぎり始めた終了間際。ゴール前に押し込まれ、こぼれ球を大宮のFWカプリーニに決められた。だが、アウェー席を赤と黒で埋めたサポーターは温かかった。うなだれる選手たちへのブーイングはなく、逆に「次は勝てるぞ!」と鼓舞した。
開幕戦では途中出場だったMF福森晃斗(33)、MF荒野拓馬(32)ら先発メンバーを4人入れ替えて臨んだ。6日前と明らかに違ったのは、攻撃力だ。ボランチを任された福森は左足での正確なセットプレーで貢献。前半3分の先制点は、家泉の頭に合わせた左からのCKが生み出したものだった。
激闘を終えた福森は「疲れましたよ。今年は練習試合でも90分出てませんから。スタートから出ることができて、気持ちが高ぶりました」と苦笑い。先制アシストの活躍にも満足せずに「もっとボールに絡まないと。セットプレーだけでなく、監督がボランチに求めているのは攻撃の起点になることのはずだから」と課題を挙げた。
何度もペナルティエリアに侵入し、敵陣を脅かす攻撃につなげたのは、荒野だ。若手が台頭して来る中で、中心選手としての安定感を見せ「若手が育つのはチームにとって良いこと。自分も負けずにプレーで示したい」。この日は、タイ出身の新加入MFティラパット(18)が、兄貴分にあたるFWスパチョーク(27)のゴール後に交代して初出場。大きな見せ場はなかったが「まだ50点以下。次の試合でいいところを見せたい」と活躍を誓った。
川井健太監督(44)は「一歩ずつ進んでいる。結果をひっくり返すための準備を続けたい」。次節のアウェー長野戦(21日)では今季初勝利をものにする。(甲斐 毅彦)