札幌大谷高女子バレー部の1年生セッター高山瑚都(16)が、U―20日本代表候補に選出された。20日から東京で行われる合…

 札幌大谷高女子バレー部の1年生セッター高山瑚都(16)が、U―20日本代表候補に選出された。20日から東京で行われる合宿に参加する。札幌大谷中1年時に全国中学生選抜でイタリア遠征を経験も、以降は代表から遠ざかっていた。高校入学後に努めた精神面の強化が実り、再びつかんだ好機を生かし、今後の成長へとつなげていく。  

 3年ぶりに訪れた代表入りの好機に、高山が胸を高ぶらせた。2023年2月に全国中学生選抜としてイタリア遠征を経験。以来遠ざかっていた代表候補合宿に「中1で行かせてもらってから呼んでもらえる機会がなかったので。うれしい」と満面の笑みを見せた。

 カテゴリーは年上がそろう20歳以下。大抜てきに「選ばれなきゃとかはあんまり考えてない。できることを精一杯頑張って、チームに戻ってきたときに教えられることがあったら。選考会というより学びに行く意識」と口にした。自校の来年度以降の飛躍にもつなげるべく、全力で挑む。

 高校入学から正セッターを務める。東海第四高(現東海大札幌高)で選手として全国3冠の緒方正広監督(56)が「どこに上げるかというチョイスを、セットを通じて組み立てたり、試合全体で考えたりできる」と評する。173センチで左利きという利点も生かし、チームの中心を務めてきたが、“弱さ”を克服したことが復調につながった。

 昨年6月の全国高校総体道予選の準決勝前に、1年生司令塔は重圧から大号泣した。緒方監督から「元気にやれば大丈夫」などと励まされて臨んだ戦いで「今までで一番のプレーができた」。優勝を飾り、全国8強入りに貢献。試合前は1人で集中していたルーチンも皆と話すように変えた。「自分が暗い顔をするとみんなが落ちてくる。周りをリラックスさせられるように、まずは笑顔」。心身とも成長を示し、代表から再注目されるようになった。

 合宿は20日から24日までの5日間。「テレビで見るような方たちとやれるのはあまりない機会。仲良くなって来たい」。明るく元気に、高山が大舞台へ飛び込んでいく。(砂田 秀人)

 ◆高山 瑚都(たかやま・こと)2009年8月7日、札幌市生まれ。札幌北野台小1年時に当時の担任のすすめがあり、「北野台タイフーン」でバレーを始める。試合に出場するようになった小4からセッター。小6時はスパイカーも務めたが札幌大谷中入学後からはセッター一筋。得意プレーはツーアタック。特技は小学校入学から始めた書道で5段の腕前。173センチ、66キロ。左利き。