◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード・ハーフパイプ(13日・リビーニョ・スノーパーク) 男子の戸塚優斗(ヨネックス)…
◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード・ハーフパイプ(13日・リビーニョ・スノーパーク)
男子の戸塚優斗(ヨネックス)が、悲願の金メダルをつかんだ。3大会連続出場の24歳は苦い思い出のあった五輪の舞台で頂点に立ち、男泣き。同種目の金メダルは、2022年の平野歩夢(TOKIOインカラミ)に続き、日本勢2人目の偉業となった。平野流佳(るか、INPEX)は4位だった。
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戸塚、平野流のかつてのライバルで、現在はヨネックスで用具を担当する口寸保頼央(くちすぼ・らいお)さん(24)が、2人の素顔を語った。小学2年の高鷲スノーパークでの合宿で一緒になり、たまたま3人とも「恐竜図鑑」のミニキーホルダーを持っていたことで意気投合。横浜出身の戸塚、大阪出身の平野流と口寸保さんは、泊まりがけ練習では同部屋で過ごした。
戸塚がW杯に出ていった高校生まで一緒に過ごし、雪上ではライバルだが、普段は親友。戸塚とは共通の趣味・アニメの話題で仲が深まり「イナズマイレブンやドラゴンボールが大好きで、今でも話をする」という。食事でコーチから「出されたものは食べなさい」と言われ、苦手なキュウリを前に大泣きしていた戸塚を隣で見て「いつまでも食べないから、勝手に罰ゲームになっていた」と今では笑う。
口寸保さんは24年3月に競技を引退し、同4月にヨネックスに新卒入社。用具の面で戸塚を支え、五輪で履いた板の調整も行った。「自信を持って送り出した。今は仕事で一緒だけど、関係性は変わらない。親の次ぐらいに応援している」。幼なじみの支えが、戸塚の涙の金メダルにつながった。(宮下 京香)