【バルディフィエメ(イタリア)14日=松末守司】11日の混合団体で2大会ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得したノルディッ…
【バルディフィエメ(イタリア)14日=松末守司】11日の混合団体で2大会ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得したノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)が、個人ラージヒル(LH、日本時間16日)に向けた大会最後の公式練習に参加し、個人メダルへ万全の準備を整えた。
雨の降るなか、1回目は125メートル、2回目も127メートルと安定した医薬をみせた。午前中での練習。3回目は風の吹き方などナイターの試合とは異なることも考慮し、飛ばずに調整を終えた。「ここにきて初めての向かい風のなかだったが、試合はナイターなのであまりこの感覚ではないかなと思いつつ飛んでいた。やりたかった動作は確認できた。ナイターはだいたいバックの風だし、この感覚に慣れたくないのでサービスマンとも相談して2回で終わりにしました」と冷静だった。
11日の混合団体で銅メダルを手にし、前回22年北京五輪の混合団体でスーツの規定違反で失格した「北京の呪縛」から解放された。メダルを手にしたその夜は、「ずっとかけていました。寝るときもかけて寝ていました」と話し、余韻に浸っていたが、「もう切り替わっています」と気持ちはすっきり。個人のメダルにターゲットを絞った。
18年平昌五輪銅メダル以来の個人のメダルは恩返しのメダルになる。LHは今大会、女子で初めて採用される。五輪もない時から女子ジャンプ界を支えた先輩ジャンパーの背中を見続け、バトンを受け取った高梨にとっては覚悟の一戦だ。「しっかり成長した姿を先輩たちにみてもらいたい」と気持ちを高め、4度目の五輪の最終戦に臨んでいく。