◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」 イタリアで6日にミラノ・コルティナ五輪が開幕し、スノーボード・ハーフパイプ男子の平…

◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」

 イタリアで6日にミラノ・コルティナ五輪が開幕し、スノーボード・ハーフパイプ男子の平野歩夢、スキー・ジャンプ女子の高梨沙羅ら日本代表が世界を相手に戦う姿に、日本中から声援が送られている。

 競馬の世界も国際化が進み、JRAのフォーエバーヤングが米国競馬の最高峰「エクリプス賞」で2025年の最優秀古馬ダート牡馬に輝くなど、日本馬の評価は年々高まっている。

 JRA所属馬の活躍に伴い、地方所属馬のレベルもアップ。23年に大井競馬のマンダリンヒーローがアメリカのサンタアニタダービーで2着となるなど実績を積み、昨年は同じ大井所属のディクテオンが韓国のコリアCを優勝した。地方所属馬が海外のダートグレードレースを勝つのは史上初だ。

 快挙の立役者の一人が藤田凌騎手(26)=大井・中道啓二厩舎=。同馬の韓国での調整期間に現地へ駆けつけ、調教パートナーを務めた(レースは矢野貴之騎手が騎乗)。韓国でのディクテオンは食欲旺盛で、体を絞り込むのに苦労したほど。初の海外遠征とは思えない堂々たる姿に「どっしりした、器の大きな馬だと感じた」と藤田は振り返る。「各国の調教方法が見られた」と、騎乗の引き出しを増やすいい機会になったようだ。

 しかし「僕自身の一番の収穫は悔しい思いをしたこと」だと言う。現地で仕上げを続けたが、実戦での騎乗はかなわなかった。「いずれは自分が乗りたい」。海外の大舞台での活躍に意欲を燃やしている。(地方競馬担当・志賀 浩子)

 ◆志賀 浩子(しが・ひろこ) 担当は2016年に南関東競馬、21年に中央競馬となり、23年に南関東競馬に復帰。