アミール・トロフィー・G2(芝2400メートル=日本国内での馬券発売はせず)が14日の日本時間22時15分、カタールの…
アミール・トロフィー・G2(芝2400メートル=日本国内での馬券発売はせず)が14日の日本時間22時15分、カタールのアルライヤン競馬場で行われる。日本からサトノグランツ、ディープモンスター、ビザンチンドリームの3頭が出走。サトノグランツとコンビを組むのは大井競馬所属の笹川翼騎手(31)=米田英世厩舎=で意気込みなどを聞いた。
―サトノグランツの依頼を受けた時の気持ちは。
「友道調教師とはマカヒキが(2016年に)フランスに遠征した際に、僕もフランスのシャンティイで研修をしていて、お会いしたのがきっかけです。2年前にカタールでも食事などをした縁もあり、機会をいただき、とてもありがたいことです」
―カタールでの研修は大きな経験になったか。
「森秀行調教師から勧めていただき、騎乗馬がいてもいなくても行ってみようと思いました。向こうでは乗り役はあまり攻め馬に乗らず、各厩舎のスタッフで仕上げていきます。厩舎を回り、騎乗馬を集める大切さを改めて感じ、新鮮な気持ちになりました。騎乗以外でも中央のトップステーブル(友道厩舎)の取り組みを肌で感じることができて、大きな経験になりました。高い意識を持って素晴らしい。行って良かったし、自分自身と向き合う時間をつくれました」
―2年前はイグナイターとのコンビでドバイ・ゴールデンシャヒーンに挑み5着。昨年は荒山勝厩舎(大井)のディクテオンが矢野貴之騎手とのコンビでコリアCを制すなど、地方馬も海外での活躍が増えている。
「以前は夢のまた夢だったことが現実になってきている。それでも海外に行ってレース、ジョッキーのレベルのベースが上がっているのを肌で感じるし、そこは行ってみないと分からないこと。だからこそ先陣を切って、経験したことは他のジョッキーに伝えていきたいです。海外へ挑戦することに無駄なことはないし、うまくなりたいならチャレンジするべきだと思います」
―アルライヤン競馬場の印象は。
「2年前に芝のレースに騎乗した感じでは意外と3、4コーナーが小回りで滑るイメージがありました。馬券は売っていないけど、ビッグレースが行われるので、独特の盛り上がりがありますね」
―初コンビとなるサトノグランツの印象は。このレースでは2年連続で3着になっています。
「いかにも芝の長い距離が向いている体形ですね。背中を長く広く使うし、首もうまく使います。そして(カタールでの)経験がありますね」
―レースに向けて、意気込みを。
「担当の大江助手とはフランスでお会いした時からの縁もありますし、皆さんといろいろディスカッションをし、しっかり準備をして臨みたいです。騎乗させていただくありがたみを感じ、今できる精一杯のレースをしたいです」
◆笹川 翼(ささがわ・つばさ)1994年7月17日生まれ。2013年4月、大井所属騎手としてデビュー。23年イグナイターとのコンビでJBCスプリントを制し、Jpn1初勝利。昨年のJBCスプリントをファーンヒルで制するなどダートグレード4勝を含め地方重賞38勝。1月20日には大井所属騎手としてデビューから最速で2500勝達成。24年7月28日にはJRAで初勝利。カタール、サウジアラビア、ドバイと中東主要国の競馬場でも騎乗。通算1万7575戦2515勝。JRA通算82戦3勝(2月12日時点)。