J3福島は12日、千葉県内でトレーニングを行い、開幕戦(7日)でJリーグ公式戦の最年長出場記録を58歳11か月12日に…

 J3福島は12日、千葉県内でトレーニングを行い、開幕戦(7日)でJリーグ公式戦の最年長出場記録を58歳11か月12日に更新した元日本代表FW三浦知良が取材対応した。J2・J3百年構想リーグ東B組開幕戦のJ2甲府戦で先発し、1725日ぶりのJ公式戦出場で前半20分までプレーしたカズ。次戦15日にいわきと対戦する“福島ダービー”へ「試合の中で、チームの役に立ちたい。継続した動きでペナルティーエリアに入って、チャンスメイク、アシストやゴールに絡んでいきたい」と、意欲を見せた。

 カズ自身、そして世界中が驚いた58歳にして開幕戦での先発出場。一方で試合の2日前に、先発起用、前半20分前後で交代というプランを、寺田周平監督(50)から告げられた際には「マネジメントとして、交代枠を(前半で)使ってしまうのはどうなのか、というところは危惧しました」と、チームのことを考え、不安も感じたという。それでもアップを含めたコンディションの作り方としては、途中出場より先発の方が、容易であることは確かだった。

 寺田監督は、カズ先発起用の決断について「迷いはなかったです」と振り返った。「開始から(カズ先発で)行くことによって、チームがぐっと一つになって勢いがつく。周りの選手もフレッシュな中での関わりがいいかなと思った。カズさんの存在はやはり大きい。トレーニングのパフォーマンスを見て、スタート(先発)で行ったらおもしろいかな、と。ゴールに関わってくれるかも、という期待感を抱かせるものを、キャンプの中で感じさせてくれた」とその先発決断の理由を明かした。

 次節以降の起用法は未定だが、先発出場への意欲は十分なカズ。「批判的な意見も、もしかしたらあるのかもしれませんけど、やっていくうちに常識になっていく場合もあるかもしれない。ベテランの使い方として、スタンダードになる可能性もあるかも」とうなずいた。試合の流れを作る先発起用、という新たな挑戦に、確かなやりがいを感じ取っている様子だった。