J1鹿島と茨城県は12日、「カシマサッカースタジアム 新スタジアムプロジェクトに関する記者会見」を水戸市内の茨城県庁で…

 J1鹿島と茨城県は12日、「カシマサッカースタジアム 新スタジアムプロジェクトに関する記者会見」を水戸市内の茨城県庁で行い、新スタジアムの竣工・開業を2033年目標で行っていく方針を発表した。

 新スタジアムの建設予定地は、鹿嶋市内の「卜伝の郷運動公園」。現在の本拠地「メルカリスタジアム」に隣接する公園で、土地所有者は鹿嶋市など。都市計画変更を含めた手続き、周辺のまちづくりの検討を進めていく。

*  *  *

 会見に臨んだ鹿島の小泉文明・代表取締役社長は「地域の中で365日間、利活用できるスタジアムになれば。県民の方々に愛されるスタジアムを」と述べた。

 新スタジアムは県による公設となる見通しで、スタジアム規模、収容人数については現時点で検討段階。メルカリスタジアムは約4万人を動員し、昨季も数試合でチケット完売を記録したが、建設費高騰や維持管理コストの面とも向き合う必要がある。小泉社長は「収容人数は決め切れていないが、(卜伝の郷運動公園の)サイズの中で、どのようなキャパシティを考えていくか。建設費に関しても、様々な作り方がございますので、基本設計に基づいてコンセプトを作っていく」と語った。

 メルカリスタジアムは、1993年に日本初の本格的なサッカー専用スタジアムとして建設。鹿島の本拠地として、地域のシンボル的な役割を果たしてきたが、維持管理コスト負担(直近10年間平均で年間約8億円)が大きな課題となっていた。移転後については「一定のレガシーを残しつつ解体する方針」としており、大井川県知事も会見で「基本的には解体する。残しません」と明言した。新スタジアムと一体的なまちづくりを掲げる上で、跡地を有効活用したい構えだ。